四歳息子と一緒に観れる映画、おすすめ&イマイチまとめ

映画好きのタクミです。昔から「家族で映画鑑賞」ってのがひとつの夢でした。そしてついに我が家で導入したホームシアター!
でも現実的な問題として、4歳児って一緒に映画を楽しむには微妙な年齢なんですよねー…。子供向けの映画を選ぶと大人は退屈だし、大人が好きな映画は難解だったり怖かったり…。
一体どれを選べば家族で映画を楽しめるの!?(;´A`)

そんな悩める親の助けになるように、うちの子供のリアクションを映画ごとにまとめてみましたー!

※なお、子供と一緒に観るため、基本的には吹き替え版で観ています。

子供向けオススメ度一覧

カンフーパンダ

子供満足度★★★
大人満足度★★★

大好きな動物がたくさんでてくるし、当たりなんじゃね!?…と期待したんですけど、どうもうちの子には合わなかった作品です。あれれー。

というのも、うちの息子は平和主義なのか単にビビリなのか、映画でも戦闘シーンや鉄砲がでてくるだけですぐ怖がってしまうんですよね~。

まあ、大人からしたらまるで迫力のないギャグカンフーなのですが。敵ボスキャラも、ツボをついて傷つけずに無力化してくるという優しさ仕様。
それでも「戦っている」というだけでうちの子は苦手なようでした。4歳児、思った以上に難しいな…

ただ、作品としてはコミカルでテンポがよく、怠惰でユーモラスなパンダはついつい笑ってしまいます。
戦隊モノが大好きな男の子だったら、けっこうハマってくれるんじゃないでしょうか?!

大人にとっては…まあ、子供向きな映画ですから…

なお、我が家では物語と関係なく思い出に残る一本でした(笑)

マダガスカル

子供満足度★★★★★
大人満足度★★★★

面白かった!大人にとってもこれは当たり!

とにかく笑いに特化した作品です。大きなギャグの合間にも、「これ、子供には分からんだろ…w」というささやかな小ネタを速射砲のように織り込んできます。とにかく笑わせることを徹底した作品です(笑)

個人的にはシマウマ役の吹き替え声優・柳沢慎吾が大当たり。
いつものハイテンションそのままシマウマを演じており、顔も異常にそっくりなので慎吾ちゃんそのものに見えてきます。
彼はシマウマの声優をやるために産まれてきたんだね…。

あと、この映画にでてきた4匹のペンギンが、スピンオフ作品としてシリーズ化され、NHKで放映されていました。クールでシュールな彼らは映画でも最高に面白いです。

子供にとっても非常に楽しい作品だったらしく、「らいおんさんのえいが みたい!」と珍しく再リクエストしてくれました(^^)
大人も子供も楽しめるオススメの作品です!

なお、続編の『マダガスカル2』『マダガスカル3』も非常にハイテンションで大いに笑える作品ですが、うちの子は『3』のみ怖がってダメでした。なんでも、主人公たちをつけねらう女ハンターが怖いんだとか…w

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー

子供満足度★★★
大人満足度★★★★★

マダガスカルが大当たりだったので、スピンオフのペンギンズも借りてみたのですが、これは子供にはそこそこなウケ方でした…。どうも、ペンギンズの笑いのセンスは4歳児には若干難しかったようです。たしかにシュールな笑いも多いかも…。

しかし大人二人には大ウケでした!すっごいおもしろい!!
いやー、ペンギンズ大好きだわー。あの頭弱いくせにクールな感じがたまらん(笑)
子供に映画を選んであげる体で、完全に大人が楽しんでましたね。てへ。

ちなみにうちの息子は「タコが怖い」と怯えておりました。うーむ、このレベルの悪役まで怯えるとか、うちの子のビビりも筋金入りだな。。
ていうか、お前の大好物、タコの刺身やん!

ポーラーエクスプレス

子供満足度★★★★
大人満足度★★★

クリスマス前にぜひみせてあげたい、オススメの作品。

物語は、「サンタクロースを信じない子供が、不思議な蒸気機関車に乗ってサンタクロースの国に行く」というもの。
「サンタさん」「蒸気機関車」、うちの子の大好きな2大ワードが盛り込まれてるんだから、気に入らないわけがありません!(≧▽≦)

ちなみに大迫力の蒸気機関車は、映画開始2分で到着してくれます。お子さまの集中力に配慮した物語展開が地味にありがたい。
映画の時間も一時間半と短めで、機関車もジェットコースターさながらの暴走を何度も繰り返してくれるし、子供を飽きさせません。色々気の利く映画です。

終盤、主人公だけ「サンタの鈴」の音が聞こえないというくだりがあるのですが…うちの子のエピソードがかわいすぎるので紹介させてください(笑)

うちの4歳児が映画『ポーラー・エクスプレス』に夢中になる理由
ロバート・ゼメキス監督、こんなのも作ってたんだ…(笑) 珍しくうちの4歳児が大絶賛!最後まで集中してみることが出来た映画です。 ...

意外にも監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督。たしかにデロリアンのシーンのような、迫力ある場面が多かったもんなあ…。
それにしてもこの名匠、いくらCGだからってやりすぎな暴走機関車っぷりでした(笑)

怪盗グルーの月泥棒

子供満足度★★★
大人満足度★★★★★

今はミニオンのほうが有名になっちゃいましたね(笑)
USJとかで女子高生がこぞって持ってる、黄色いアレです。

アレ↓

minions
でも本来の主人公はグルー(禿げたおっさん)のほうなのです。良いキャラなんだけど、悲しいかな、禿げたオッサンなので女子高生には不人気。

盗みのカモフラージュに使おうと、3人の孤児をあえて引き取った悪党グルー。しかし慣れない子供たちの世話には四苦八苦するわ、悪巧みに邪魔は入るわ…というストーリー。ミニオンあんまり重要じゃないよ。

まぁ、基本はコメディなのですが、キャッチコピーの“子供は笑って、大人は泣いて”は伊達ではありません。ギャグにストーリーに、大人も十分に楽しめる作品です!
…いや、正直に言います。俺途中でホントに泣きそうでした。
大人になるとこういうのに弱いんだよね。

殊更に恐怖感をあおるシーンもなかったので、うちの怖がり坊主も楽しんでくれました(笑)
ちなみにうちでの通称は「きいろいおばけのえいが」。やはりそっちに注目か。

ムーミン谷の彗星

子供満足度★★★★★
大人満足度★★★

人形を少しずつ動かして撮影を重ねる、パペットアニメーションという独特な手法で制作された作品。キャラクターの質感、背景の趣きに抜群の雰囲気の良さをだしてくれます。まるで、美しい絵本を読んでいるようです。映像の芸術性では過去ナンバーワンの作品です。

(詳しくはリンク先の画像をご覧ください)

パペットアニメーションの魅力と北欧の文化・死生観/ムーミン谷の彗星
北欧の風土や気質、死生観が垣間見える興味深い作品でした!映画を観た子供の反応、ネタバレ感想などです。

アニメのムーミンとは違って、どこかシュールで、不思議なストーリーです。物語は「彗星が落ちてくる」という世界の終局を描くけっこう怖いもの。実際うちの子も怖がってたのですが…。

これが不思議なのですが、なぜか子供たち、この映画をすごく気に入ってたんですよねぇ。
今まで観た中ではわりと怖い映画のはずなんですけどね。

「攻撃的な描写」だの「恐怖感をあおる演出」が入っていないせいでしょうか?あるいは、上のリンク先の記事にも書いたのですが、独特の絵柄とマイペースなストーリー展開(世界の終局なのに洞窟入ったりお買い物したりしてる)が、子供にとってはすごく楽しいんでしょうか?
それとも単純に、絵本のような世界観が好きなのかな?

緊張しながらも、最後まで楽しんで観てくれました。
あの絵柄と雰囲気には、子供をひきつける不思議な磁力があるようです。

ウォレスとグルミット

子供満足度★★
大人満足度★★★

クレイアニメの大御所、アードマンアニメーションズの作品。「羊のショーン」とか「チキンラン」とかでも有名ですね。
粘土の人形がモコモコ動く独特の質感が特徴です。

正直なところ、ストーリーは可もなく不可もなく。。
羊のショーンのようなハチャメチャなギャグアニメでもなく、ストーリーに輝くモノがあるわけでもなく、まあ、無難な感じ?

…と思っていたら、後半でびっくりさせるどんでん返しを用意してくれました(笑)案外面白かったです!

ただ、四歳児向けとしてはちょっと早かったかな…?

台詞ありの長編アニメということで、羊のショーンより対象年齢が若干高めです。うちの子は「ウサギのかいじゅうがこわい…」とビビってました…。なに観ても怖いんだな君は!!

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

子供満足度★★★
大人満足度★★★★★

超名作。

子供向き映画を紹介しておいてアレですが、この作品はオトナにこそ勧めたい一本です。いや、ほんとにコレは名作。ガチで泣かされました。あのシーンはずるい…。

なにせクレヨンしんちゃんなので、基本はコメディ。子供もそれなりに楽しんで観てくれます。
そういや僕が小学校の時は下品なアニメの代名詞でしたが最近はそんなこともなく、安心してみせれますよー。

しかしこの映画の魅力が本当にわかるのはやっぱりオトナになってから!それも子供を育てる親世代になってからだと思います!「子供と一緒に映画を観る」って口実つけて、ぜひとも観てほしい感動作です(^^)

映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん

子供満足度★★
大人満足度★★

同じクレヨンしんちゃんなのに、こちらは父子ともに評価はいまひとつ。(ちなみに妻はお出かけしてたので観ていません)
評価してる人もいるみたいですけどね。うーん…。

子供にとっては「お父さんがロボットになってしまう」という事態が非常に恐ろしかったらしく、最後までロボ父ちゃんに感情移入できなかったようです。(「ぼくのおとうさんもロボットになればいいのに」って言われなくてこっそり安心…)

大人の僕からしても、モヤモヤが残る締め方でした。
「ロボ父ちゃん」と「父ちゃん」が父親の座を巡って争うくだりは胸に来るモノがありますが、いかんせん救いが無さすぎる。ストーリー展開上、納得できる落とし所に落ち着きはしましたが、もしも違う展開になっていたらどうでしょう。ロボ父ちゃんの心情を考えると悲劇でしかないと思うんですよね…。

個人的には、「超バッドエンド」だったけど、奇跡的に「ややバッドエンド」ぐらいにおさまったという印象です。

まあ、これも自分が父親だから「ロボ父ちゃん」にまで同情してしまったのかもしれません。人間の心を持ったロボットの扱いがひどい。
これでヒロシが自分を犠牲にしてでもロボ父ちゃんとしんのすけを逃がす描写でもあれば、また違った印象だったのかもしれません。残念。
ヒロシー!お前は父親たちのヒーローなんだぞー!!

機関車トーマス 伝説の英雄ヒロ

子供満足度★★★★★
大人満足度★

うちの一番人気。

月に2回はこれ観てる気がします…もう俺コレ飽きた…。

  • いじわるなスペンサーをこらしめる
  • かわいそうなヒロを助けてあげる
  • レギュラー陣の機関車みんなが大活躍

と燃える要素が盛りだくさん。子供たちの心をグッと掴んでくれます。
トーマスシリーズの中では一番見所とストーリーのバランスの取れた良作です。

…とは言っても、大人にとったらかなり退屈な一時間。。
ま、子供が楽しむ映画と割り切って付き合ってあげるしかないでしょう。それはそれで楽しいもんです。

大人向けの見所と言えば、ゴードンが妙に頼れるいい奴に変貌しているところでしょうか。「案外かわいい」とか言われてるし。ツンデレか。
劇場版でジャイアンが男前になるようなもんでしょうか。

機関車トーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦

子供満足度★★★★
大人満足度★

子供には安定した人気の劇場版トーマス。
(そして大人には相変わらず退屈…)

ただこの映画では、トーマスが霧の中で迷子になってしまうシーンが長く、子供たちがだんだん不安そうな顔をしだします。
そして挙げ句には、真っ暗なトンネルの中に閉じこめられてしまい、動けなくなってしまうのです!

まぁ、大人にとってはピクリとも緊張感を感じない描写なのですが…(笑)

しかしうちの息子にとってはかなり恐怖を感じさせるシーンだったようです。映画を観ながら、不安そうな顔をしているなーとは思っていましたが…。
ついに閉じこめられていたトーマスが助け出された瞬間、なんと感極まって号泣してしまったのです。

「うっ…うっ…よかった…よがっだあああぁぁぁぁ…」

「ヒック…ぼっ、ぼく…、ヒック、トーマスがっ… うっうっ… もうかえれないと… うわああああん」

ホッとして号泣してる奴ってリアルで初めて見ました… かわいかった…
ある意味、大人満足度★★★★★な作品でした(笑)

その他、トーマス全映画作品の解説はこちらをご覧下さい

トーマスの映画 DVD 一覧/3児の父による作品解説とおすすめまとめ
一覧 魔法の線路(2000 年公開) みんなあつまれ出発進行(2008年公開) トーマスを救え ミステリーマウンテン(2009年公開)...

ハッピーフィート

子供満足度★★★
大人満足度★★

歌って踊るペンギン映画。歌唱シーンのクオリティは高かったです。
子供たちも「ぺんぎんだー」とそれなりに楽しんでくれた様子。

僕や嫁にとっては、どうもしっくりこない作品でした。これは好みの問題もあるでしょうが…。

詳しくは下のレビュー(辛口)で。

映画『ハッピーフィート』への批判 ◆キリスト教と肉食と動物愛護
可愛いペンギンが歌って踊る映画から、なぜか日本と欧米の動物愛護精神の違い、キリスト教の基本思想、肉食との関係に話がとんでしまいました...

サウンドオブミュージック

子供満足度★★
大人満足度★★★★★

嫁が大好きな大好きな作品。
子供が「観たい」と選んだのではなくて、親が観たかった作品を子供も一緒に楽しんだ感じです(笑)

子供も大好きな「ドレミの歌」が出てくるので、一緒に歌いだしたりするのが楽しかったです。ストーリーも、戦闘や残虐さとは無縁なハートフルで、ビビりの息子も大丈夫そうでした。

ただ、嫁の強いリクエストで字幕版で観ていたので、子供たちには少々退屈だった様子。途中で眠ってしまいました。

ま、それはそれでゆっくり映画を楽しめたからいいのです!不朽の名作ですよ!

『サウンドオブミュージック』が実話って知ってた?本人出演も!
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普段はどうやってみているの?

うちでは映画の選択は順番制になってます

金曜:弟(3歳)→ 土曜:兄(4歳)→ 次週金曜:嫁 → 次週土曜:僕

それぞれ順番の時は好きな映画を選んでいいし、他の人は自分の好みでなくても絶対文句を言わない約束です。

次の日に保育園がない日(金曜の夜か、土曜の夜)に映画を観ることにしてるので、週に2本、だいたい2週間に1度はそれぞれが好きな映画を選べる計算になります。

これを多いと見るか少ないと見るか?個人的には2週間に一度でも、好きな映画を観ていいというのはとても嬉しいです。

最初は相談してその日観る映画を決めてたんですけど、毎回すっっっごい揉めました。子供は好きなの観たくてぐずるし、大人も連日機関車トーマスばかりでイライラするし、お互いストレスをためてしまって…

そこで交代制にしたんですが、それからはびっくりするくらい心穏やかです。
子供たちも「今日はお父さんが選ぶ順番だから」と言えば納得しやすいですし、「らいしゅうは ぼくがえらぶんだよね!」と見通しが立つと機嫌がいいようです。

僕自身も、自分の番がきたときは、家族に気を使わずに戦争映画を選んだり、字幕の難解な洋画を選んだりできます。お願いしたり気を使ったりしなくていいので、とても気が楽です。
その分、子供や嫁の好みにもつきあうことになりますが、まあそれくらいはね(笑)

僕や妻はレンタルから選ぶこともありますが、子供たちはAmazonプライムビデオ(定額325円/月)の無料視聴リストから選ばせてます。今回紹介した映画も8割ほどはAmazonプライムビデオのものです。借りに行く手間をとらないのがとても楽ちんです。


ちなみに僕や嫁が映画を選ぶ順番になると、容赦なく字幕版の洋画を観たりします。毎回、子供達も一緒にソファーに座って観始めますが、10分もすれば脱走して隣の部屋で遊び出したり、ソファーでうとうとしたり。
ひらがな読めるくらいじゃ、やはりぜんぜんダメですね。

ただ、子供たちも「映画を観ている時は邪魔しない」というマナーは身に付いてきたらしく、週末の映画タイムはちゃんと自分たちだけで遊んでくれます。映画好きには非常にありがたいです。

家族で映画を楽しむ週末、なかなかいいですよ。おすすめです。

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