「裏切りのサーカス」で主役の『スマイリー』を演じたゲイリー・オールドマンは、主演男優賞にノミネートされた2011年のアカデミー賞のアフターパーティーにて、「裏切りのサーカス」の続編制作の企画があること、また自分がその主演を務める可能性があることをほのめかしていました。
また翌2012年には前作のプロデューサー、エリック・フェレナーが続編の準備中であることを認めました。
前作のプロデューサー、監督、演出家らと話し合いを進めているということです。
その後長らく続編の情報はありませんでしたが、2016年7月に、ゲイリー・オールドマンがニューヨーク・デイリー・ニュース紙にインタビューでこう答えています。
僕はまた戻ってきたよ。今話し合いをしているところさ。脚本もできあがっているけど、撮影はいつからかはまだわからないね。
ジョージ役を演じたいなと思っていたよ。でも怖いよね。だってもっとよく演じなくてはいけないからね。
シネマカフェより引用
何で翻訳が全部タメ口なんだろう…。
もともと「裏切りのサーカス」は元MI6の作家ジョン・ルカレが1974年~1979年に発表したスマイリー3部作の1作目、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を映画化したものです。ゲイリー・オールドマン曰く、映画続編はスマイリー三部作の3作目「スマイリーと仲間たち」を原作とするようですね。
(2作目は飛ばされたようです。)
小説版、「スマイリーと仲間たち」 あらすじ
世界情勢の緊張感が薄れ、英国情報部は規模の縮小を余儀なくされていた。大幅な予算削減、現地協力者の解雇、工作員チームも解散してしまった。
ある日、元工作員が殺害された一報が入り、スマイリーに調査が依頼される。現場に足を運んだスマイリーはその手口から『カーラ』の仕業と判断した。そして、殺害された工作員が「カーラの弱点」を見つけたことを知る。
スマイリーは宿敵を打倒すべく、解散された工作員を再結成する…
スパイの哀しさの描写と、名優たちの卓越した存在感が印象的だった前作。
その中でも「僕たちは似たもの同士だ」というセリフに代表されるように、表裏一体の存在として描かれるスマイリーとカーラの関係性には奥深いものがありました。初見じゃ全然わかんないけどな!
どうやら次作では、そのカーラにさらにスポットを当ててみるようですが、…あの冷徹なカーラに、弱点?!
スマイリーの弱点は、愛してやまない妻のことでした。
カーラの弱点とはいったい何なのでしょう。そして、スマイリーはどのようにその弱点を利用するつもりなのでしょう…。
まだまだ撮影開始の一報は届きませんが、わくわくして待っていたいと思います(≧▽≦)
なおスマイリー三部作ではありませんが、ジョン・ル・カレ原作のスパイ映画はいくつか公開されています。
「誰よりも狙われた男」2014年公開
あらすじ
しかし、予想外の出来事が次々に降り懸かり…!?
「我らが背きし者」2016年公開
あらすじ
彼は、自分が命を狙われていることを告げ、ロシアンマフィアの情報が入ったそのUSBメモリを、MI6に渡してほしいと懇願する。
夫婦は戸惑いながら依頼を引き受けたが…
DVD未発売
これらも是非チェックしてみてくださいね!
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