- 母親のアドレス帳
- バルボサ湖での失言
- 事件の裏で起こっていた大事件
- あの監督へのリスペクト
- “好きなポケモン”に秘められた意味
- ヴィック捜査官の経歴
- 撮影はたったの13日間!
母親のアドレス帳
母親(パム)のアカウントにログインし、娘の手がかりを探しているときのことです。
娘関連のアドレス帳をめくっているとき、2番目に出てきたのが事件の真犯人「ロバート」です。
さらにそこには「母親は離婚しており警察の捜査官。パムのことが大好き」とメモしてあります。
もしかしたら、勘がいい人はここでロバートの母親がヴィック捜査官だと気づいたかもしれませんね。
バルボサ湖での失言
父親が「マーゴットは湖に向かったんだ…!」と気づき大慌てで車で向かったシーンのことです。
父親はテレビ通話で、ヴィック捜査官に娘のポケモンのキーホルダーを見せます。
その瞬間、思わずヴィック捜査官が発したセリフは…
湖に行ったの!?
よくよく考えるとおかしいですね。
この通話で父親は自分が湖にいるだなんて一言も言っていないのです。
背景もただの森林で、彼がどこにいるかわかるはずがありません。
ここが湖だとわかるのは、犯人だけなのです。
事件の裏で起こっていた大事件
映画の背景には様々なニュース記事も表示されていたのですが、
実はそのニュース記事を拾い集めると、さらなる大事件が明らかになります。
なんとそれは、「地球がエイリアンに侵略されている」というトンデモ大ニュース(笑)
……ホントだ(^^;
「とにかくたくさんのことを書かなければいけないので、映画の背景を使って本編とは完全に別のプロットを伝えることが出来るかもしれないという冗談でした」
ほとんどの人は気づかないイースターエッグ(こっそり隠された秘密のユーモア)でしたが、なかにはこんなかわいそうな勘違いをした人も…w
私と妻は、いくつかのヒントに気づき、それが大きなひねりになるだろうと確信していました。ーーーマーゴットはエイリアンに誘拐されたのです。
あの監督へのリスペクト
映画のわりとはじめの方で、パソコン画面のM・ナイト・シャマラン監督のニュース記事が出てきます。
M・ナイト・シャマラン監督は「シックスセンス」「サイン」「ヴィレッジ」などで有名で、どれも意表を突くどんでん返しがラストに待ち受けている展開が特徴です。
彼の名前を挙げることでリスペクトを表し、ラストにどんでん返しが待ち受けているささやかなヒントになっています。
好きなポケモン
これはポケモンに詳しい人間しかわからない小ネタですが…
真犯人ロバートが名乗っていたFish_n_Chipsは、自分の好きなポケモンを「カクレオン」だと述べています。
カクレオン
カクレオンはカメレオン型のポケモンで、自分の姿を巧妙に擬態して正体を隠すポケモンです。
そう、Fish_n_Chipsさんが本当の姿を隠していることを暗示しているのです。
ちなみに、カクレオンはタイプこそノーマルタイプですが、レベルアップさせると「あくタイプ」「ゴーストタイプ」の技を多く覚え、「だましうち」「みがわり」などを使ったりします。
…事件の真相を彷彿とさせますね。
ヴィック捜査官の経歴
父親がヴィック捜査官について調べているとき、彼女の関わった事件に「Harry-Marv robberies(ハリーとマーブの強盗団)」と「the Old Man Marley Murders(オールドマンマーリー殺人事件)」が出てきます。
これはスタッフの仕込んだジョークになってます。
名前だけでピンときたらかなりの映画通ですが…Harry-Marv強盗団って、彼らです。
映画「ホーム・アローン」に出てきた二人組の強盗団ですね(笑)
さらに“オールドマンマーリー殺人事件”は、同じ映画の中でバズがした作り話「隣のマーリーじいさんがシャベル殺人鬼」に由来しています。
撮影はたったの13日間!
この映画は全てのシーンを撮影するのにたったの13日しかかかりませんでした。
もっとも、準備、動画編集、パソコン操作画面のアニメーション化には2年近くの時間がかかっているのですが。