小学生の息子たちと観た映画の一覧です。
スパイダーバース
ある日、不思議なクモに噛まれた少年は、あの「スパイダーマン」の能力に目覚める。ところが、そこに別の次元のスパイダーマンが現れて…
大人★★★★★
子供★★★★
これは面白かったー！お父さん一押し！
さすがMARVEL作品というか、ギャグもあり、戦闘シーンの迫力もしっかりしてて、子供にも楽しんでもらえます。
それだけでなく、この映画は（MARVEL作品としては珍しく）少年の成長物語としてかなり見応えがあるのです！
弱虫で、自信がなく、お父さんともぎくしゃくしていた主人公が、勇気を出して飛び出す！
王道といえば王道ですが、音楽のクオリティの高さも相まって非常にカタルシスのある展開です。
ある程度自立してきた男の子には本当におススメ。
アニメ作品と侮らずに是非みてほしい一本。息子と父親で観るなら、これを選んで間違いはないでしょう。「父子で同じ映画を楽しむ」というおうち映画館の醍醐味を味わえます。本当にオススメ。
クボ 二本の弦の秘密
あらすじ
弦楽器で折り紙を操る、不思議な能力を持つ少年クボ。
しかし彼は、ある者に命を狙われる、過酷な宿命を背負わされていた…。
大人★★★
子供★★★
超美麗なストップモーションアニメ。
え？ほんとにストップモーション！？ここまでできるの！？という映像美には間違いなく驚嘆させられます。
封建時代の日本を舞台にしており、舞散る桜、折り紙などが印象的。
できれば大きな画面で干渉してほしい作品です。
ただし、子供も大満足かといわれると好みが分かれるところ…。
うちの子たちはギャグが多いユーモラスな作品が好きなので、ほのかにダーク＆シリアスな今作は少し微妙でした。序盤に悲しい展開があったり、怖い敵がでるのも苦手な様子。もうちょい対象年齢高め？
パディントン
あらすじ
人間社会に慣れていない喋れるクマが、イギリスの町中で、滞在先の家庭で、大騒動を起こしていくが…
大人★★★★
子供★★★★
とってもユーモラスでハートフルな物語です。お子様大歓迎。
クマが次第に人間家族に受け入れられていくストーリーは王道で、良くも悪くも期待を裏切りません。個人的にはお母さんのキャラがツボです(･∀･)
それにしてもこの映画、色使いのセンスといいますか、衣装や小道具がすごく上質でおしゃれなんですよね～。
僕自身がセンスのない人間なのでうまく言えないんですが、ダッフルコートの色だとか、子供部屋のインテリアだとか、街のお店の雰囲気とか、そういう小さなところがいちいちおしゃれなのです。
映画一本で効果があるのかはわかりませんが、子供のセンスを向上させてくれそうな気がします（笑）
バイオレンスな描写や難しい展開もなく、総じてハイクオリティ。万人に愛される一本でしょう。女の子にもお勧め。
なおこの映画を観た妹ちゃん（４さい）、後日「わたしもパンにマーマレードつけてたべるー！！（≧▽≦）」と言い始めましたが、苦くて全部残してた。
もののけ姫
大人★★★★★
子供★★
う～ん、ちょっと早かったかなぁ。
微妙に気味の悪いコダマにびびってみたり、デイダラボッチに恐れをなしたり、侍の腕や体がちぎれるシーンにショックを受けたり…。
ビビリな長男君にいたっては、開始早々のタタリ神でもうダメでした（苦笑）
しかし苦手とは言え、最後まで集中力を維持して観ることができたのはさすがのスタジオジブリ。
鑑賞後は、「コダマがまだ生きててよかったね」と言っていたので、なにか感じたものはある様子。
ラピュタ、ナウシカでもわかるように、宮崎駿監督は自然を愛し、「自然破壊への反感」、もっといえば「人間の科学文明そのものへの拒否感」を強く持った方です。
長年の果てに彼が辿り着いた答えは何だったのか？
いつかもう一度一緒に観たいですね。
まぁ、笑いどころほぼゼロの映画ですし、しばらくは敬遠されちゃうかなぁ…。
千と千尋の神隠し
大人★★★★★
子供★★★
実は海外でものすごーく評価の高い作品で、「史上最高の映画100本」に選出（80位）、英BBC選出の「21世紀の偉大な映画ベスト100」で堂々の第4位など日本を代表する作品として認識されています。
個人的には教養として観ておいてほしい、と思っています
東洋版不思議の国のアリスとでも言うべきでしょうか。序盤の微妙に気味が悪い雰囲気は苦手そうでしたが、そこさえ乗り越えれば、意外とちゃんと最後まで観ることができました。
あの不思議なストーリーは、むしろ子供の心にこそ響くのかもしれません。
答えがないからこそ、
「なんで○○になったの！？」
「う～ん、なんでだろうね。長男君は何でだと思う？」
「うーん…、かってに□□したから怒ったんじゃないかなぁ」
という会話が楽しくもあります。
ただし、子供たちはまだラピュタやトトロなどシンプルな冒険活劇方が好みな様子。もうちょっと大きくなってからのほうがいいかも？
シュガーラッシュ・オンライン
あらすじ
ゲームセンターの筐体に宿るゲームの登場キャラクター、ラルフとヴァネロペ。
彼らは自分の世界を守るため、インターネットの世界に飛び込むことに…
大人★★★★
子供★★★★
「歴代のディズニープリンセスが大集合する」というＣＭにまんまと釣られた男の子たち（笑）
君ら実はプリンセス好きなんやな…。
登場時間は短いですが、「アナと雪の女王」やら「ラプンツェル」を観ている子なら思わず嬉しくて声をあげてしまうはずです（←かわいい）
ちなみにプリンセスたちはギャグ担当だったりします。特に白雪姫のキャラの壊れ方がひどいｗ
プリンセスあるあるを自らネタにしていくディズニー。嫌いじゃないぜ。
大人にとっても随所に散りばめられたネット社会への皮肉が面白く、退屈せずに観ることができます。
安定のディズニー。家族みんなで観るときにおすすめします。
カーズ
あらすじ
才能はあってもワガママな性格のレーシングカーが、仲間との交流を通して自らを見つめ直していく…
大人★★★
子供★★★★
男の子に見せるなら王道。やっぱり乗り物は正義ですね～。
とはいっても「きかんしゃトーマス」よりは上の年齢向け。映画終盤のレースの結末にはちょっとひねりがあって、印象に残りました。
子供たちにも大人気で、ちょいちょいリクエストがあります。
なお、アニメ作品に共通している特徴ですが、画面が明るくシンプルなので、明るい環境&小さな画面で視聴するのに向いています。つまり移動中の車内に最適ですｗ
安定した良作です！
プレーンズ
大人★★★
子供★★★
カーズからの派生作品。二匹目のドジョウ。
まずは「カーズ」を試してみて、気に入るようであればこの作品もアリです。
何日かかけた飛行機レースツアーを舞台にしていたり、主人公が最初からいい奴だったりと細かな違いはありますが、それくらい。
まぁ、良くも悪くも期待値どおりな作品です（笑）
ウォーリー
あらすじ 近未来の放棄された地球で、たったひとりゴミ掃除をし続けるお掃除ロボットウォーリー。ある日彼の元に、最新式のロボットが飛来してきて…
大人★★★
子供★★★★★
保育園児時代の電車ブームがいつのまにか自然消滅して、最近我が家はすっかりロボットブーム。
というわけで、この作品が一躍脚光を浴び始めました。ロボットが主人公の子供向けって意外と少ないんですね。
ロボット同士はほとんど台詞がないのですが、仕草や表情が可愛らしくてユーモラス。ドジで健気なウォーリーがかわいいです。
実は２年くらい前に初めて見せたときは子供たちにはイマイチな評価だったんですよね…。当時は「ウォーリーの心情を仕草から理解する」「物語の背景（＝ロボットが地球の掃除をし、人間は宇宙で暮らす近未来）を理解する」という作業が少し難しかったのかもしれません。
そういう意味では小学生向きです。
最近はすっかりハマってしまい、先日は親に隠れて勝手にDVD観てたほど。
いろんな意味で子供の成長を感じました…
ホームアローン
大人★★★★★
子供★★★★★
去年に引き続き、我が家の四天王の一角を占める往年の名作（笑）
小さな子供がトラップを駆使して泥棒をやっつける！というシチュエーションは何度観ても楽しいようです。むしろ子供は、絵本のように、「次に何が起こるかわかっている」のが楽しいのかもしれませんね。
うちの子たちも「つぎは火がでるよ！火がでるよ！でたああああ！！（爆笑）」とキャッキャワクワクしながら映画観てます。
なにより、家族の暖かさというテーマの描き方が最高。
前回のレビューでも書きましたが、子を持つ親になってから観ると母親の心境が理解できすぎて涙が零れそうになりました…
何度観ても楽しいのは、さすが。
往年の名作だけあってDVDもお安くなっていますし、ぜひとも購入をお勧めします。
バンブルビー
あらすじ
くるまがロボットにへんしんする→てきとたたかう。以上。
大人★★★★
子供★★★★
ロボットブームな息子たちは、日々ロボットの絵を描くのに夢中。創作の刺激になればと思って、観せてみましたが…
観れた！すっごい楽しんでた！！
いや～、うちの子はこわがりで、１～２年前は銃撃戦ＮＧ、格闘戦もＮＧだったんですよね。ちょっと成長したみたい。
実際、ロボット同士はどつきあうものの、人間が傷つくシーンはほとんどなくて、少しマイルド。
これくらいのライトな戦闘シーンならＯＫなのは嬉しいですね、一緒に観れる映画の幅が広がりました。やったぜ！お父さんといろいろ観ようぜ！
お子さんの刺激寛容度をはかるベンチマーク的な作品です。小学生ならたぶんいける…。
なお、本家のトランスフォーマーシリーズは設定が壮大すぎる上に勢力図がわかりにくいのがネックでしたが、
今作はそれと独立していてわかりやすいです。
なんと、バンブルビーｖｓ悪いロボット２体だけ、というシンプルさ。
しかもバンブルビーかわいい。子供たち大喜び。
現在廉価版のDVDも発売されていて買いやすくなっています。おすすめです。
一緒に観た義姉の「なんで超ハイテクのロボットがわざわざ殴りあうんやろ…」という呟きは聞こえなかったことにしましょう。
そういうもんです。
スパイダーマン・ファーフロムホーム
あらすじ
スパイダーマンが めっちゃつよいてきと たたかう
大人★★★★★
子供★★★★
ストーリー自体は子供にはちょっとわかりにくく、適宜説明を入れてあげる必要はありました。
しかし映画の大部分は「スパイダーマンがかっこよく暴れ回って、めっちゃ強そうな敵と戦う」という男の子御用達の脳筋展開なので特に問題なし。
こういう映画を父子で一緒に興奮しながら観れるようになったのは本当に楽しいです。こい！ピータームズムズ！！
もともと子供にみせるためじゃなくて、僕が観たかったので借りた映画だったんですけど、
一応子供も楽しめるように吹き替えで観たら、結果的に大人気でした。
製作費をふんだんに使ったアクション大作って感じで、映像もダイナミックで非常に迫力があります。おうちに大画面があったりホームシアターを所有してる方には特にオススメしたい一本です。
反面、車の中で小さな画面で…という用途には不向きかも。
アイアンマン
「アベンジャーズ」シリーズこと、マーベル・シネマティック・ユニバースの始まりの物語。アイアンマンの誕生。
大人★★★★
子供★★★★
ロボットだいすき、スパイダーマンＯＫとなったらこの映画みせるしかいないでしょう！
個人的には字幕版の方がカッコいいと思うんですけど…そこは妥協して吹き替え版にしています。
「ロボット的な戦闘スーツに身を包む」というコンセプトはいつの時代も男の子の憧れですよね。
最新CGを駆使したのアイアンマンスーツ装着シーンには親子で一緒に大興奮。「すげー！めっちゃかっこいい！！」と鼻息を荒くしていました。だろだろ！
意外にも、ぶかっこうな初期型アイアンマンも大喜び。手作り感がいいのでしょうか（笑）
人間同士のやりとりの場面は露骨に退屈そうなのはご愛敬。
僕も昔は「ゴジラシリーズは人間が出ずに、最初からずーっとゴジラが暴れてればいいのに…」と思ってましたからね…（笑）
ともあれ、小学2年生ともなればこのくらいは平気なようです。
ここから徐々にアベンジャーズシリーズにハメていきたいともくろんでいます…。
ふふふ…。
アイアンマン２
大人★★★
子供★★★★
脚本の魅力が薄めで批評家からの評価の低い本作ですが、子供たちにとっては「アイアンマンかっこいいー！」と大人気。
メカスーツがかっこよく敵を倒すシーンが観たいのであって、脚本のクオリティ云々という小難しい話には興味がないのです。
特に終盤の共闘シーンはいいですね。
「使い捨てブレード」は息子の心にかなり響いたらしく、たびたびお絵かきのロボットに装備されていますｗ
強いて言うなら、「主人公が驕りと死への恐怖から自暴自棄な行動をとる」という内面描写が子供には伝わりにくかったようでした。
この辺は適宜説明を加えてあげた方がいいかもしれません。
あるいは、特に説明もせず、親子で体操座りしながら「アイアンマンが戦うシーンまだかな～」とじりじりしててもいいですが（笑）
マイティ・ソー
アメコミ史上、最強無敵の俺様ヒーロー参上。
ソーは自らの傲慢により父王の怒りを買い、力を封印されて地球に飛ばされた…
大人★★★
子供★★
残念ながら要注意映画。
アイアンマンが観れるのだから…とみせてみたら大ハズレ。
いや、作品自体は悪くないのです…。
この年頃の子はロボットがロボットをやっつけるのは大丈夫でも、
人間（味方）が人間（敵）に剣とかで殺されるのは怖くてダメなのだそうです。
うちの子がやや怖がりなのもありますが、みせる場合は刺激の強さに慎重にしたほうがよさそうです。
「アベンジャーズ」の予習のためにとみせましたが、「アベンジャーズ」はこの作品を観なくても楽しめるようにつくってあるので、無理する必要はなかったかもしれません。反省…。
アベンジャーズ
世界の危機に挑むため、超個性派のヒーローたちが一堂に会する、夢のコラボレーション！
アメコミ史に残る傑作シリーズ。
大人★★★★★
子供★★★★★
安定のヒーロー大活躍お祭り映画。
いつの時代でもヒーローは男の子の心を捕らえてやまないらしく、うちの子供も大はしゃぎ。
（スローモーションで最終決戦に向かうシーン）「うひょーーーー！！かっこいいーーー！」
（全員で輪になって武器を構えるシーン）「くぅーーーっ！ぼく、こういうのだいすきぃぃー！！」
と叫び出すなど、今までで最高のリアクションをみせてくれました（笑）
…ただし、注意点としては、上映時間が非常に長いこと。
ほとんどの子供向け映画は80分～90分程度なのですが、この映画は堂々の143分！カタルシスを感じるラストの共闘シーンまでたどり着けない可能性も高いので、早めに観始める、二回に分けるなどの工夫が必要です。
なお、弟君（当時7歳）は残念ながら寝落ち。
後日、お兄ちゃんが終盤の見せ場を力説するも、まるで通じていませんでした（笑）
兄「敵がグワアアアってきたけどハルクがどりゃああってなってさ！！キャプテンがドカドカドカってやって！そしたらおじさんが急にしゃべりだすの！弓の人がヒュンってやってパシってなったけどドカアアアアンってなってさ！ソーがブワアアアビカーーーって！！それでアイアンマンがミサイルを宇宙に捨てたんだよ！！！」
弟「？？（・＿・）？？」
パディントン２
大人？？？
子供★★★★
奥さんいわく、「期待を裏切らない面白さで、子供たちも大喜びだったよ。ユーモラスで楽しい映画だった！」とのこと。
すみません、ぐずる妹ちゃんをベッドに寝かしつけてたら、一緒に寝落ちしちゃって、僕は30分ぐらいしか観なかったのです（苦笑）
子供たちも「すごく面白かった！！」と絶賛してましたので、当たりじゃないかなーと…。
適当なレビューで申し訳ない。
モアナと伝説の海
大人★★★
子供★★★
映画のクオリティは安定のディズニーなんだけど、なぜか他の作品ほどは食いつきがよくなかったです。
まあ、プリンセスものだしなー…。
女の子相手だったらまた違うのかもしれません。
ペンギンハイウェイ
あらすじ
街の中に突如ペンギンが？
小学四年生のぼくが経験する不思議で切ない夏。
大人★★★★
子供★★★★
森見登美彦の原作小説が好きなので僕がチョイスした作品ですが、意外にもみんな最後まで視聴してくれました。
- ペンギンがかわいい
- 主人公が小学生のアニメ作品
- テーマは「ぼうけん」と「けんきゅう」
- 不思議なおはなし
- ペンギンめっちゃでてくる
などの要素が小学生にはツボだったようです。
もともと小学生向けに作られたわけじゃないですし、決して全てがスッキリ説明される映画ではありません。
しかし、観終わった後に、親子で「ふしぎなお話だったねー」「最後はどうなったんだと思う？」と語り合うのも一興。
切ない余韻も印象的で、子供も観れる「大人の映画」入門ってとこでしょうか。
余談ですが、この映画のあと勧めてみたら、作中で重要な位置を占めていた「けんきゅうノート」に取り組みだしたのが個人的にすごく嬉しかったポイントです。
「大人になったら『ロボットのけんきゅうしゃ』になりたい！」とは言ってたけれど、何をしていいかわからなかった我が子。
この映画で子供でも「けんきゅう」ができることを学んだようです。
自ら学ぶ姿勢は、大事に育んであげたいですね。
そんなわけで、ものしり系小学生にぜひ勧めたい一本です！
ワンダー/君は太陽
あらすじ
遺伝子疾患で、ひどく“特徴的”な顔を持ってきた産まれてきた少年が、みんなと同じ小学校に通う困難と克服の1年。
大人★★★★
子供★★★★
正直なところを言うと「子どもたちの道徳教育になれば…」という下心でみせました。
しかし、この映画の効果なのか、そもそも子どもたちの中に「外見で差別する」という発想がなかったのか、
長男くんの「うーん、たしかに最初はちょっとびっくりしたけど、別に普通の子だよ？」という感想に心が癒やされました。
物語自体も心温まる子どもたちの成長&友情物語なので、子を持つ親世代にもいい感じにストライク。脚本も丁寧で好感が持てます。
「毎回コメディばかり観るのもなぁ」という時にオススメなハートフルな一本です。
ドクター・ドリトル
あらすじ
動物のことばがわかる獣医さん、ドクター・ドリトルの後日談。
奥さんに先立たれ、心を閉ざしひきこもってしまった気難しいドクター・ドリトル。しかしあるきっかけで助手になった少年と動物たちとともに、再び冒険のたに旅出ることに…。
大人★★★
子供★★★★
ドクター・ドリトルを演じるのがアイアンマン（トニー・スターク）でお馴染みのロバート・ダウニーJr、ということで抜群の演技力を見せてくれます。我がままな飲んだくれを演じたら世界１。
彼の存在感だけで見応えあり。大した役者です。個性的な動物たちとロバート・ダウニーJrのかけあいが楽しいです。
正直、大人の鑑賞に耐える脚本では無いのですが、動物喋るし、ドラゴンとか出てくるし、小学生以下の子供には非常に楽しいお話です。
ミニオンズ
大人★★★★
子供★★★★★
「怪盗グルーの月泥棒」から続く、通称ミニオンズシリーズのひとつ。どれも家族向きでとっても面白いですよ。
特に第一作の「月泥棒」は僕のイチオシです。
さて今作、子供たちはめっちゃ大喜びで、また観たい！と大騒ぎ。
ミニオン誕生秘話、というよりグルーに出会う前のミニオンの活躍と、グルーとの出会いが描かれています。
とにかくギャグとユーモアでいっぱい！ストーリーもシンプルでわかりやすい！
子供と一緒に見るにはうってつけの映画でした
ミニオンシリーズ（正確には怪盗グルーシリーズ）はユーモアいっぱいで安定の面白さ、ハズレがないですね。
ヒックとドラゴン
あらすじ
ヒックはバイキング村のおちこぼれ。ドラゴン退治でもいつでも足手まとい。
ところがある日、怪我をしたドラゴンを助けたことで今まで知らなかったドラゴンの生態を知る。ヒックはドラゴン退治の名手として期待されるようになるが…。
大人★★★★★（※教育的側面）
子供★★★★
現在第３作まで出ていて、ＮＨＫのアニメにもなってすっかり人気シリーズ。
男ってなんでこんなにドラゴン好きなんでしょうか？（笑）
僕も大好きです！
この映画を推したいのは、子供の「学び」を導く上で非常に有用だからです。
主人公のヒックはドラゴンとの交流や観察を通して、ドラゴンの生態に気づきを得ていきます。
そして実践の場で、ひとつひとつその知識を活かしていくことで、道が開けていくのです。
（一方で「本を読み込んで知識はあるけど実戦には活かしきれない」という脇役少年の存在もあって、好対照になっています）
「学び」の本質とはなにか？
この映画は「観察」→「考察」→「応用と実践」という成長を非常に上手に描けているのです。
子供の知的成長のロールモデルとして、ぜひ観てほしい一本です。
なお、原作はだいぶテイストが違ったりしますｗ
けっこう字が細かく小学校高学年向け。
ヒックとドラゴン２
前作から数年後、成長した主人公はバイキングたちの新しいリーダーとして期待されている。しかし彼は、その期待を重苦しく感じていた…
大人★★★
子供★★★★
なんかカッコいい剣持ってるーー！（笑）
主人公、本当にかっこよく成長しました！
前作の隠れたテーマは「学び」でしたが、今作の隠れたテーマは「リーダーとは何か」でしょう。
作中には3人のリーダーが出てきます。
“リーダーの義務”に拒否反応を示す主人公が、徐々に真のリーダーとしての気持ちに目覚めていく様子が描かれています。
実はこれって、自由気儘に生きてきた男子が、父親デビューをするときの道でもあるのです。
リーダーとは、決して面倒な義務や、相手を従わせる権利などではありません。
誰かを守り、幸せにすること、それ自体が大いなる喜びなのです。
いつかリーダーを担う日のために、そしていつか父親になるときのために、そんなことを気づいてほしいなぁ。
ま、子供は単に「ドラゴンかっこいいー！！(*^O^*)」って言ってるだけですがｗ
フラガール
あらすじ
東北の廃れゆく炭鉱町でフラダンスに挑む少女たちと、“都会落ち”してきたフラダンスの教師。彼女たちは葛藤を抱えながらも、踊りの練習に取り組むが…
大人 ★★★★★
子供 ★★★
方言がキツすぎて「え？これ英語？」といわれましたが、だいたい理解できていたのでＯＫ（笑）
蒼井優全盛期の代表作。いつかは観てほしい名作です。
ただ、７、８歳の男の子向きではなかったかも…。
年頃の男の子が好きそうなギャグはあんまり無かったし。
「ダンス上手くいってよかったね、がんばって練習したもんね」というコメントを残してくれましたが、母娘の葛藤や、フラの先生の心境の変化などの脚本の素晴らしい魅力や名演技にどこまで近づけたかは不明。
ただ、「踊りがすごく迫力あってかっこよかった」「ダンス衣装がかわいかった」という部分は伝わったようなので、それはそれでよし。
ダンスに興味のある女の子などには是非オススメな一本です！
（ダンス好きな男の子の場合はぜひ「リトルダンサー」をオススメしたいです）
鬼滅の刃 無限列車編
大人 ★★★
長男 ★★
次男 ★★★★★
※映画だけでなく、アニメシリーズも含めた評価です
兄弟で評価がまっぷたつな作品。
こわがり長男は、鬼への恐怖感や残酷描写で完全にアウトで、部屋から逃げ出す勢い。
一方で７歳のやんちゃ次男君は超・お気に入り。誕生日には自分専用の日輪刀を買って貰い、日々修行に励んでいます（笑）
この作品で気になる点と言えば「子供に見せて大丈夫なのか？」ですが、結論からいえば小学生ならOKといったところ。
たしかに「子供向け」として考えると怖いシーングロいシーンもありますが、所詮アニメというか、トラウマが残るようなレベルではありませんでした。
そもそも子供は怖いシーンは毛布に隠れるし、耐えられなかったら「消して」って言います。
近くにいて様子を見ながら、毛布で隠れさせて怖いシーンが終わったら教えてあげる、要望があったらすぐ消す、などの対応をすれば大丈夫でした。
目の肥えた大人からは賛否両論いろいろありますが、“他者への優しさ”を軸にした主人公少年の描き方はシンプルに好感を覚えます。
悪くはないと思います。
