五百本以上の映画を観てきた僕が厳選!本当に観てほしい面白い映画をまとめました。あえてマイナー作品抜きで、どんなレンタル店でも絶対置いてある、気が向いたらすぐ借りられる作品だけをチョイスしてます。
ちなみに、作品数が54と中途半端なのは、オススメできる作品をガチで選んでいったらこうなってしまったから(´・ω・`) ぴったり100ならカッコよかったのにな…
殿堂入りの映画55本はこちら!
54位 戦場のメリークリスマス
とにかくテーマ曲が綺麗で、もの悲しくて、大好き。
この曲をピアノで弾いてもらったことをありますが、とてもいい思い出です。
曲自体のもつ力もさることながら、思い出補正も強いのでしょうね。
映画を観たときに感じた圧倒的な衝撃、悲しみ、暖かみが一気に胸に溢れてきて、いつも泣きそうになってしまいます。
物語は二人の外国人捕虜と、二人の日本兵の関わりを描いたものです。(そのうちのひとり、北野武がとてもいい存在感を出していました。)
戦争という「無茶が通る」環境では、図らずも人間の欲望や醜さが明らかとなってしまうのでしょう…。
でも、彼ら自身、自分達が何を目指していたのかわかっていたのでしょうか?
悲しくて、でも美しいなにかを感じずにはいられない名作です!!
53位 シザーハンズ
切なくて、ステキな話です。
ジョニーデップ演じるエドワードの純粋無垢な心と、それゆえの善悪の判断がつかない幼さが印象に残ります。
とはいえ、それだけだったらこの映画は『よくできた絵本』でした。冒頭の「どうして雪は降るの?」という問いかけとラストのカットが重要で、この映画を切なくも温かい名作に昇華させています。
独特の世界観を作り出す才能がピカイチだけど、キワモノ作品も産み出しちゃう奇才ティムバートン監督。この映画は奇跡的に万人受けする作品だったなあ。
なおこの映画に感銘を受けた彼女(今の嫁)が、バレンタインの日に一緒に映画を観よう
「ジョニーデップ主演!ティムバートン監督!きっとこれは『シザーハンズ』の再来やー!」と、『スウィーニートッドの理髪店』をチョイスしてきたことがあります。
しかもアップルパイ持参で。
52位 容疑者Xの献身
一見シンプルなアリバイトリックの推理モノですが、堤真一の渾身の演技力で、感動の名作にまで昇華しちゃいました。堤真一、すげえええ!!
映画にとって、役者がいかに重要かがわかります。
そういえば、主人公は福山雅治なんですけど、完全に食われてますね…(笑)
あと、この映画のトリックがとても好きです。
トリックというか、その裏にある衝撃がすごくて。
推理モノの楽しみ方は色々あるでしょうが、僕は技術的な完成度とかよりも、こういう“心を動かされる衝撃”が好きですね。
すべてが腑に落ちて、呆然とする感覚を楽しんでください!
東野圭吾は多筆な反面、当たり外れの多い作家ですが、これは自信を持って大当たりだといえます(←偉そう)
51位 嫌われ松子の一生
いい意味で邦画離れした傑作!映像美や演出の鮮やかさがとってもいいですね。衝撃的でした。
日本人がこんなにコミカルでポップな作品を作れるとは思わなかったよ(笑)
一体なにが悪いのか、どんどん不幸になっていく松子。それでも破天荒な彼女の物語は明るく、楽しげですらあります。
どんな境遇に陥っても、今を楽しみ、愛を捧げる。そんな彼女は本当に“いい女”でしたし、同時に表裏一体の浅はかさも拭いきれない…。
腹が立つくらい浅はかで、それゆえに“慈愛の女神”にも思える松子を完璧に演じた中谷美紀。圧巻の演技力でした!!
決してハッピーエンドとは言えないかもしれません、でも、「観てよかった」としんみり思える映画でした。
切ない余韻が、松子の魅力をひきたてます。
ホント、いい女だよなぁ…。
50位 アメリ
女の子に一押しな一本。とは言っても男が観てもけっこう楽しい一本でもあります。
サブカル女子御用達、オシャレ映画の筆頭です。パリの街並み、アートのような雰囲気、フランス語、そして不器用でかわいらしい恋心。いや~、女の子が夢中になるのもわかりますね。観ているだけで幸せな気分になれる映画です。
主人公のアメリの恋に不器用で奥手なところも、なんだか応援したくなっちゃいます。これががつがつした肉食女子の映画だったらずいぶん雰囲気違ってたんだろうなあ(笑)
なお、僕が一番印象に残ってるのが「ボーイフレンドが腰振ってるのに無表情なアメリ」というシーンで、つくづ自分ってオシャレの才能ないと思う。
中学生当時、あんまりにインパクトでかかったのか、未だに覚えてるシーンなんですよ。。
だってほら、当時は情事に憧れを抱いてましたから…。
この映画の監督、他に何作ってるんだろうと思って調べたら「エイリアン4」って出てきてしまいました。
シリーズで一番グロいやつです。
49位 カジノロワイヤル
世界に名高いスパイ映画、『007』。でも、実際に観たことない人も案外多いのではないでしょうか?
この『カジノロワイヤル』はそんな人にこそ勧めたい、007入門に最適な一本です。
007最初の任務だけあって、何も知らないフラットな状態でも観ても十分に楽しめます。一応過去の作品の登場人物もでてくるのですが、ジェームスボンドとも初対面なので、特に混乱することもありません。
ところで007の魅力ってなんだと思います?
それは非常にシンプルで、とにかくやたらとカッコイイんですよ。
スタイリッシュなアクションも、ボンドガールとの恋の駆け引きも、ちょっとキザな気の利いたセリフ回しも、カタルシスと切なさの残る物語も。
とにかく文句なくかっこいい!男も女も惚れちゃう!
それこそがジェームス・ボンドの魅力なんです。
彼の魅力って、「ハードボイルド」や「プレイボーイ」の一言では片づけられないんですよねー。ハードボイルドにしては飄々としてるし、プレイボーイにしてはいつも真剣。
なんでしょうね、この羨ましすぎるポジション。。もう、「ジェームス・ボンドのような」としか言いようがありません。
大英帝国の誇る色男を、どうぞ満喫してください(笑)
48位 サウンドオブミュージック
嫁からのイチオシ推薦枠。毎年毎年、年に一度は「サウンドオブミュージックが観たい」って言われます(笑)
ま、たしかに思い出したように定期的に観たくなる、超名作映画です。幸せなストーリーと歌声で、心が浄化されていきます。
どちらかというとミュージカルがさほど好きでない僕も認めざるを得ません。これは良い映画だ。
ちなみに、有名な映画なわりにあまり知られていないけど、本作は実話なんですよー。映画の中にもマリア本人が登場してたり、トラップ一家がCD出してたりして、調べてみるとけっこう面白かったです。
僕は大佐が舞台でエーデルワイス歌うシーンが好きだなあ。思わず息を潜めて聴いてしまいました。
47位 ただ君を愛してる
選出理由は宮崎あおいがかわいいから(どーん)
映画における彼女のベスト作品はこれです。(テレビは観ないのでよく知らないです)
宮崎あおいの魅力は『への字口』だと思っているのですが、今作のヒロインはそれが絶妙なハマり具合です。幼っぽい容姿とあざとい天然なキャラクター、それに拗ねたときのへの字口が絶妙に相まってとにかくかわいい。
なに?なんなの?!俺を惚れさせてどうすんの!!?
映画として、他に特に観るところがあるかというと、ないんだなそれが。まあ人それぞれですが…。
それでもなお、映画が大好きな僕がこの順位に挙げている、ということをご理解いただきたいです。女優の魅力だけで一つの映画が成立しているんです。
ま、たまには日本を代表する女優のかわいさを楽しむのもいいんじゃないでしょうか?
心がモキュモキュする感じを楽しみましょう!
46位 ダイハード
宮崎あおいからのこの暑苦しい落差(´・ω・`)
ブルース・ウィリスの出世作であり、ロングシリーズになったアクション映画の、原点にして最高峰。まだ禿げてない。
作品が進むにつれてどんどん超人化していくブルース・ウィリスですが、この作品では非常に弱いです。だがそれがいいんです。
閉ざされた空間、限られた武器、こっちは普通の警官という緊張感、そして徐々に追い込まれていく主人公、まるで勝てる気がしないドキドキ感がアクション映画として最高のアクセントになっています。
平凡な中年男が不運を嘆きながら、必死で逃げまどい、なんとか抵抗を試みるその姿には、アクション映画にありがちな「主人公が超人だから緊張感がない」という欠陥がありません。
アクション映画は最新作になるほどんどんど視覚効果がパワーアップしていくのですが、ぶっちゃけ、シリーズの中で一番低予算な本作が、一番評価が高いです(笑)
本当に観てて楽しい映画は映像の派手さだけじゃない!そんな大切なことを教えてくれる映画ですね。
45位 オールドボーイ
日本の青年コミックを韓国で映画化、という珍しいパターン。
少々強引な展開ながら、ただの一般人が復讐の一心だけで体を鍛え、金槌片手に敵を追いかける描写が鬼気迫ってて圧巻です。ほとばしる怒りと憎しみに圧倒されます。
ハリウッドのヒーローと違い、泥臭くて不格好だけど、それゆえに自分の日常と地続きなリアルさを感じさせてくれます!
こういうの、ハリウッド映画の越えられない壁ですよね。アジア映画もいいものですね。
時折、この映画みたいに自分が監禁されたら…と妄想しますが、どう考えても彼ほどやりきれる気がしません。
そう考えると非常にハードボイルドな物語と言えるかもしれません。アジア系主人公のもっさりした見た目に騙されちゃダメですね。すげーよ、この人。
粗は多いけど、終盤のどんでん返し、そしてがっつり残る爪痕が印象的な映画でした。終盤の展開はけっこう衝撃的。ご注意ください…。
44位 オールアバウトマイマザー
母親って、息子にとっては最も身近で、そして最も遠い「女性」なんです。
母親はあくまで母親であり、彼女だって「女」として生きていた時代もあったという事実は、僕ら息子にはにわかには信じがたいものです(笑)
そもそも「母」って、いや「女」って、何なんでしょう。
愛し、捨てられ、憎み、それでも愛する…。激しい執着と儚い心変わりを兼ね備えた、まったくもって摩訶不思議なイキモノです。
映画に登場する一風変わった“女性”たちの存在がこの映画の鍵です。
誇り高い大女優と、その若きレズビアンの恋人。陽気で優しい元・男性の娼婦。妊娠しエイズにもかかってしまった敬虔なシスター。そして、女性となってしまった元夫…。(これがまた個性の強い女性達で、観ていて面白いのです。)
「彼女」たちと出会いを重ねながら、主人公と観客は「女」とはなんなのか思考を巡らすのです。
面白いことに、この映画の監督のペドロ・アルモドバルは同性愛者の男性なんですね。この映画の独特の感性の源はここにあったんだと思います。
つまり、彼は女性でもないし、生理的に女性を求めてしまうこともないから「女ってよくわかんないけどやっぱり大好き!」という“盲目さ”も持ち合わせていません。
あるいは、世の男性はなぜ自分でなく女性を愛するのか、理解できずに考えて続けていたのかもしれません。
そんな彼にとっては、女というイキモノは本当に謎で、不可解で、そして興味をそそられる存在だったのでしょうね…。
43位 スクールオブロック
もう、楽しさ大爆発!
子供好き、音楽好きには絶対にオススメな映画!
子供達がロックにハマっていき、楽しそうにしてる様子がすっごい楽しそうで、かっこよくて、微笑ましい。何度も観たくなる作品です。
僕は音楽とか全然やらないんだけど、いいなー、楽しそうだなーって憧れちゃいます。
子供でも楽しめるタイプの安心な映画なので、一緒に観てみるのもいいかもしれませんね。
(ロックシンガーになる!!と言いだされても責任はとれませんが笑)
ちなみに売れないロックミュージシャンのジャック・ブラック、超いい味だしてます(笑)ダサかっこいい!!
彼が小学校の教師になるというGTO的展開もなかなか笑えます。破天荒な失敗はもちろん、めっちゃダメ教師なのに時々真実を突くという王道展開も痛快!
ただ、コメディアンのジャック・ブラックが主演のためコメディ色が強いかと思いきや、どちらかというと爽快なストーリーが持ち味。
軽めの映画と、名作と、両方のいいところをあわせもったような素敵な作品です。
42位 ALWAYS 三丁目の夕日
ほとんど平成に生きてきた自分は、ノスタルジックに「古き良き昭和」を噛みしめる風潮があまり好きではないのですが、この映画にはやられてしまいました。
舞台は昭和なのですが、メインで描かれていたのは人と人との交流。
不器用な人間たちが、失敗しながらも愛を育くんでいく様子がとっても微笑ましくて切なくて…、そんなの予想できたことなのに、すっごいベタな展開なのに、思わず僕もうるうるきちゃいました!やばい!やばかった…!
ちなみに映画館を出たとき、一緒に観たクールな先輩もうるうるしてて「いや、最近心が渇いてたから…」とよくわからん言い訳してました(笑)
シンプルに、ど直球に、人と人との繋がりの温かみを感じさせてくれる名作です!
41位 アマデウス
主役二人のキャラクターづくり、人物描写がとにかく圧巻です。
圧倒的な才能を持つものの、幼稚で傍若無人なモーツァルト(これがもう、本当にバカで下品な変人なんです。)
それに対し、宮廷のお抱え音楽家・サリエリは地位も名誉も品格も備えた人格者。
だが、音楽の才能というただ一点だけモーツァルトに敵わないばかりに、サリエリは次第に心を歪めていく…。
そうなんです、この映画はモーツァルトの映画じゃなくて、天才・モーツァルトに翻弄される秀才・サリエリの映画なんです!!
ホント、この切り口が巧いんですよ…。二人が絡む度にハラハラドキドキして、たまりません!心優しき紳士たるサリエリが徐々にダークサイドに落ちていくようで、目が離せないんです!すっごく面白い!!
果たして自分の心にもサリエリのような闇はあるのだろうか?ふと考えてしまいます。
時代考証がしっかりしているのか、セットや衣装も破綻がなく、タイムスリップしたみたいに自然と当時の空気を味わえるのも魅力ですね。教養がてらに是非!
40位 ジョゼと虎と魚たち
この映画のヒロイン“ジョゼ”がとにかく魅力的なんです!
ステレオタイプな「いかにも」なヒロインとは全然違う!
強くて、ひねくれてて、それでいて愛しい。
独特な彼女を演じきった池脇千鶴。
障害者との恋愛を独特な冷静さと距離感で非常にうまく描いていて、単なる恋愛映画とは一線を画しています。切なくて、本当にいい映画。
邦画もまだまだいい作品作るんだなーと、心強く思います。
個人的には、当時清純な美少女だった池脇千鶴が、濡れ場とおっぱいを披露したことで非常に印象深い作品です(・ω・)
さらに!
DVD特典には犬童一心監督、妻夫木、池脇千鶴の3人が作品解説するオーディオコメンタリーがあるのですが、池脇千鶴が自分の脱ぎシーンが恥ずかしすぎて悶えていて、それが本当に萌えます(真顔)
39位 サマーウォーズ
熱い冒険活劇!何度か目頭が熱くなってしまいました…。
展開はまさに“王道”。
次々と襲いかかるピンチに「反目していた人達が協力」「作戦を立てて巨大な敵に挑む」「目立たない少年が自分の特技を活かして活躍」といった基本をしっかりおさえてて、大人もついつい熱くなっちゃいます。
やっぱり王道って正義ですよ。
さてこの映画、ヒロインのおばあちゃんがとにかく素敵なんですよね~。
古き良き武士の娘を体現したような、凛とした芯の強さと、深い優しさ。
中盤の「いくさ」は完全に彼女の独壇場でした。
街中のシステム中枢を掌握するハッキングテロに対し、紙の手帳と、黒電話、そして人と人との繋がりだけで立ち向かう姿は最高にかっこいい!
観客も物語の登場人物達も、このおばあちゃんの背中を観ているからこそ、終盤の王道展開も納得なんですよね。おばあちゃんがやったのだから、自分達も出来ないはずがないって。やってやろうって。
心と目頭が熱くなる、良い映画です!男の子なら観るべき!!(≧▽≦)
38位 ショーシャンクの空に
とにかく「爽快」の一言につきます!
圧倒的な悲しい境遇の中、彼がどうやってこの窮地に光を見いだしたか?
落ち込んだとき、目標を見失ったとき、理不尽な仕打ちをうけて歯を食いしばっているときにこそみてほしい、勇気と希望をもらえる映画です。
あまり知られていない名作だったはずが、いつの間にやら「にわか映画ファンがドヤ顔で挙げる作品の筆頭格」というイメージが強くなっちゃった。
でもさー、だって誰にでも観やすくて、鑑賞後の気分は最高なんだもん!そりゃみんな挙げるよ!!部屋にポスター貼っちゃうよ!(←貼ってた)
37位 アベンジャーズ
ストーリーがどうとか関係なく、ヒーロー達が「ドカーン!」「シュバァッ!!」とド迫力で活躍するのがただただかっこいい!という極めてシンプルなハイクオリティ★脳筋映画。
しかし侮るなかれ、スーパーヒーローを描いた映画は数あれど、この作品の面白さは群を抜いています…!
登場するヒーロー達はそれぞれ独立した映画をバックグラウンドに持っています。超個性的なアクの強いヒーロー達が、ガチでいがみ合って仲間割れ。全然まとまってねえwww
既に単体映画で『ヒーロー誕生の物語』を描いているので、前半にうだうだする必要がないってのもいいですねー。いきなり敵との遭遇、バトル!最初からフルスロットル!!
そしてなにより、たっぷりお金をかけているって重要です。(身も蓋もない)
アニメやコミックの映画化って、どうしてもショボいCGが気になったり、安いアクションにガッカリしたり…が付き物ですが、この映画はすごい!ハリウッドのお金のかけ方ハンパない!
「コミックの映画化にここまでやるか!?」という豪華なCG、ド派手なアクションを堪能できます。
従来のヒーローがそろいも揃って「苦悩を抱える心優しきイケメン青年(あるいは中年)」と没個性的だったのに対し、アベンジャーズは個性派揃い&本格演技派揃い!
一流のハリウッドスターが真剣に役作りをして挑むとこんなに違うのか…
やはり世の中金ですわ。
特にパッケージのセンターを飾っているアイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が非常にいいキャラクターをしているので、単体映画『アイアンマン』から是非観てほしいです!
ダサいスーツも段々かっこよく見えてくる!ふしぎ!
36位 ゴッドファーザー
かっこいいいいいいっ!
ずいぶん前の作品なので、さすがにアクションや視覚効果なんかは最近の映画に負けてしまいますが、それを補ってあまりある役者の渋み!淡々とした口調の中に感じる迫力!何かを切り捨てなければ生きていけない切なさ!
マフィアみたいな犯罪組織を賞賛するのはいかがなもんかとも思うんですけど、もう、とにかくカッコイイの一言です。
ただ渋いセリフをかっこつけて吐けばいいのではありません。
重みってモンがあるんです。
ファミリーを誰よりも大切にする温かい人間性に、それと相反する冷酷さ、そして裏社会に生きる哀しさを同時に演じきれたからこそ!
そう、この映画は『説得力あるダンディズム』の傑作なんです。
マーロン・ブランドが演じるマフィアのボス「ドン・コルレオーネ」の存在感と、あの“しゃがれ声”はついつい真似したくなっちゃいますよね!俺部屋でこっそりやってたよ!
男だったら惚れちゃう映画です。
なお、続編「ゴッドファーザー2」もこれまた名作!
こちらはより「温かみ」と「冷酷さ」の対比が鮮やかで、ラストカットのマイケルの表情がぐっときます。
どちらも上位にランクインさせたいくらいです!(≧▽≦)
3は無かったことになってます。
35位 リリィシュシュのすべて
リアル17歳の時に劇場で観てしまい、心を完全に鷲掴みにされました。
もうね、映画館でて叫びたかったね。思いっきり「わああああああ!」ってやりたかったね。でも周りが田んぼじゃなくて普通に市街地だったから黙って地下鉄乗り込んで大人しくしてました。人生うまくいかない。
ホント17歳って微妙な年頃なんです。
「子供の世界」で生きていたらよかった今までと違って、広い社会と可能性が目の前に広がっている。それでいて、自分では何も出来ない無力感。あるいは世の中に対する漠然とした幻滅。そんな17歳の心の中をとにかくリアルに描きだしてくれたことに衝撃を受けました。
もしもあなたが17歳なんだったら、絶対にこれを観てください。「理解ってくれる人はいるんだ」って思えるはずです。
なにげに蒼井優のデビュー作でもあります。「ゆるいギャル」という配役が案外マッチしているのが面白い。
34位 ラブアクチュアリー
いいなぁ。この映画ってホント良いよなあ。いつ観てもほっこりほっこりします。
クリスマスシーズンになるとみんな観たくなるので、早めに借りましょう。でも結局クリスマス前にもう一度観たくなっちゃいます。そしてたいていレンタル中です。
9つものミニストーリーが、これがまたどれも心温まるいい話なんですよ。その辺の映画九本借りるくらいならこれ一本借りとけ!
僕はミュージシャンのじいちゃんの話が大好きです。
「いいか、ヤクは絶対に買うな…!(`ω´)」
気づきにくいけれど、クリスマスという設定も地味に重要ポイントですね。
誰もが心浮かれるこの日だからこそ、世の中に奇跡のような素敵な出来事が溢れていても、なんだかすんなり受け入れられちゃうんですよね。
だからクリスマスにこの映画を観ると、自分の住んでる街のあちこちでも、こんな物語が進行しているんだろうなと幸せな気持ちになれちゃうんです。
ホントいい映画です。
33位 300
映画版リアル無双。
すっげぇ筋肉隆々の兵士たちが、渾身の力で敵軍を打ち砕いていくのがただただ痛快です。時に猛スピードで、時にスローモーションでぶっ飛んでいく敵兵たち。スパルタ軍、精鋭すぎィ!!(笑)
ガンアクションでも時代劇の殺陣でもない、原始的な迫力を見せつけてくれます。
敵を次々に薙ぎ倒しながらも、あまりの兵力差に徐々に追いつめられていく焦燥感も見事。CGを駆使した映像美も相まって、映画史上屈指の戦闘映画が出来上がりました!
迫力ある映画を観たい人にお勧めです!
あまりに筋肉美がリアルなもんだからインタビューで「登場人物たちの見事な筋肉もCGで加工したのか?」と質問されて、「CGの経費削減のため、役者には自前で筋肉を鍛えるよう指示しました(`・ω・´)」と答えた逸話が大好き(笑)
ちなみに、この映画のガチムチ主人公、オペラ座の怪人のファントムと同一人物だそうです。う、嘘だろ…!?
32位 ローマの休日
西洋人らしい整った顔立ちと、少女のような幼い印象を併せ持ったオードリーヘップバーンがとってもかわいらしい!時代を超えて愛される女優であるのも納得ですね。
舞台となったローマの街並みの美しさも相まって、まさに「夢物語」のような恋愛映画となっています。
映画の中のような恋って、きっとこの映画みたいなのを言うんだろうなー。
僕の心の師匠、沢木耕太郎氏が映画コラムで語られていたんですが、実はこの映画、「好きだ」とか「愛してる」とか愛を語り合うシーンがないんですよね。
身分違いの恋だし、出会ったばかりだったし、そんな直接的な言葉を使うことが出来なかったのかもしれません。
でも、だからこそ、この映画は僕らの胸に響くんです。
あの時その大切な一言さえ出ていれば…何かが変わっただろうか?
そういや僕にも、あんな瞬間があったっけ…
古い思い出を噛みしめたくなる、素晴らしい映画です。
31位 インターステラー
難しいSF設定を多用していて、しっかり説明しようとすると2時間くらいかかると思うから映画観た方が早いよ!という恐ろしい作品。
難解な用語山盛りなわりに、映画を観てるとすんなり理解できるのだからスゴい脚本です。
もしあなたがSF苦手でも、小難しい話だとか先入観を持たずに観てほしい!ホント面白いですから!
もしあなたがSF好きなら、観ろ。
壮大で複雑な物語ですが、ものすごくザックリ言えば「人類存続のため、二度と帰ってこれない他の惑星へ一人で旅立てるか?」という究極の2択。
とはいえ、移住先探査チームはただの「立派なヒーロー」ではなくて。誰かのために犠牲になる立派な心がけだけでなく、人間の心のどうしようもなく弱い部分もシッカリ描き出しており、だからこそ気持ちがわかるんです。
人類愛、隣人愛、自己犠牲、そして親子の絆をテーマにおいた感動作です。
終盤、最初は何気なく通り過ぎていたシーンが重要な伏線だと気づかされていく展開には、ゾクゾクが止まりません!
監督はクリストファー・ノーラン。名作率が異常に高い、当代一押しの監督です。
30位 GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
体を機械化し頭脳を電脳化した人間と、高度に発達した人工知能の境界ってなんなんでしょう?ありきたりのテーマでありながら、未だ答えのでない興味深い問いでもあります。
そんな問いに対し、予想外の結末を提示してくれたこの作品、言葉を失いました。
しかしこれも、未来の一つの可能性なのかもしれません…
もうずいぶん昔のアニメ作品ですが、とにかく雰囲気の良さが抜群なんですよ!
渋みのある声とセリフ。ギャグもお色気もないシリアスな空気。発達した技術と市井の退廃の混沌。せつなさが残る物語。いかにも「アニメ」っぽい雰囲気がまるでありません。
この映画の後に派生したアニメシリーズ、続編映画と、学生時代にずいぶん夢中になった作品です。
大人な雰囲気が、いいんですよね。
29位 天使にラブソングを
観たら絶対テンションがあがり、幸せになれちゃう映画です。
「なんか楽しい映画が観たいなー」って日にはこれをおすすめ!歌うのが好き、音楽が好きな方にはなおさら強く勧めます(≧▽≦)
同じコンセプトの映画の中はたくさんありますが、その中でもこの作品は合唱シーンの楽しさが頭一つ抜けてますね!すっごい楽しい!
売れない歌手を演じるウーピー・ゴールドバーグのカリスマ性が素晴らしく、観客をうきうきさせるテクニックには思わず笑ってしまう。
たぶんあなたも、観終わった後についついYoutubeで合唱シーンの動画を探してしまいます(笑)
僕、この映画でマフィア役を演じるハーヴェイ・カイテルが好きです。クエンティンタランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」や前述の「SMOKE」なんかでいい味を出しています。
28位 羊達の沈黙
きた。レクター教授。
とにかくもう!レクター教授を演じるアンソニー・ホプキンスの怪演ですよ!!
圧倒的な知性、全てを見透かしたような洞察力、そして底知れない狂気…
恐ろしく印象的な、映画史に残る名キャラクターです。映画ファンなら一度は観とけっていう風潮も納得ですね。
エンターテイメントとしても一流な映画ですが、原作や解説などを読み込むとさらに圧倒されます。何気ないシーンや台詞の中に相手の心理を誘導しようとするレクター教授の駆け引きが隠れており、ゾッとするほどの知性を感じました(((;゚Д゚)))
続編の『ハンニバル』はさらにレクター教授の魅力全開でこちらもおすすめです!
僕はラストカットの子供との会話が忘れられません…。機内食のやつ…。
27位 レオン
ナタリー・ポートマン演じる少女のコケティッシュな魅力と、ジャン・レノの純粋で不器用さがいい感じにマッチしています。お互いへの複雑な感情、そして切ないストーリーがたまりません!
中学生の時に観て、「孤独な殺し屋」「不器用だけど美少女に愛される」というシチュエーションに中二ハートを撃ち抜かれました(笑)今観てもかっこいいし、かわいいもんなあ。
ともすればロリコンと片づけられちゃいそうなシチュエーションを「年齢を超えた純愛」にまで昇華させた演出は見事。
とはいえ、「完全版」ではその辺がかなり微妙な描き方をしております…。純愛のようなピュアな信頼感と、禁断の関係のような危うい気配…この辺のバランスが非常に味わい深くて、それゆえに名作なのかもしれません。
フランス映画らしいセンスのある描き方と相まって、いろんな意味でドキドキする映画になっております。
なお、10代の頃、ロリコンと言われるのが怖くてこの映画を好きと言えなかったのは内緒です。
26位 SMOKE
今回「小さな物語が集まってできた映画」をいくつか挙げてますが、この『SMOKE』は物語のセンスが最高です。静かで、ちょっと大人な映画を探している方にはとってもおすすめ。非常に上質な時間を楽しむことができます。
そう考えると、SMOKEと言いつつ、タバコよりお酒に合う映画かもしれません。
テーマは「人と人との関わり」でしょうか。どのエピソードも切なくて、でもどこか暖かみと人生の深みを感じます。
僕は煙草は嗜まないのですが、ゆっくりと煙草を味わっている沈黙の時間がいいですね。きっと感情の余韻を、あるいは“その時間”そのものを味わっているんだろうなぁ。
なお僕は「俺の街角」のエピソードに憧れて、過去に二度ほど挑戦してみました。どちらも一月足らずで挫折しております(苦笑)
25位 ユージュアルサスペクツ
いったい誰に騙されているのか?伏線の味わい、どんでん返しの衝撃を味わいたい時なら絶対コレ!!
物語に感動するわけでもないし、役者や映像の魅力も著しく優れているってわけじゃないんですよねー。それでもラストの衝撃があまりに鮮やかだったせいで、忘れられない一本です。
「え?んな!?おおおおお!?うわああああ!!!」って感じです(雑
これだけ勧めると、「ほほう、じゃあ俺は騙されないぞ!」という気持ちで構えてしまうもんですが、それでもしっかり騙されちゃうと思います。
どんでん返し好きなら絶対に観るべき映画です!
24位 ロッキー
わざわざ紹介するまでもない超有名映画『ロッキー』。シリーズ化されてはいますが、第一作は格別に名作です。
まだ「何者でもなかった」ロッキーが、「何か」を求めて必死に戦いに挑む様子は、いつみても魂を熱くさせます。(あのBGMがまた熱い!!)
この映画の脚本は、当時三流俳優だったシルベスター・スタローンの持ち込みでした。
あるボクシングの試合にインスピレーションをえた彼が、わずか三日で書き上げ、さらに自分を主演とするよう売り込んだものだそうです。
当然、製作会社は「スター俳優で映画化したから脚本を高値で買い取ろう」と交渉しました。
しかしスタローンは「自分は貧乏な生活でもやっていける」と頑として譲らず、
- 自分のギャラは最低賃金のみ
- 映画製作費はテレビドラマのレベル
- 脚本料は36万ドル→2万ドル
という金銭的には破格の最低条件で、主演を勝ち取ったそうです。今考えれば強引すぎる(笑)
製作後、スタローンは母を伴って映画監督を招いた試写会を開いたが、監督達は全くの無反応で、終了すると足早に退席した。これに深く失望したスタローンは母に「僕はやるだけやったよ」と答え、帰ろうと席を立った。
すると、出口前で退席した監督達が集まっており、彼は万雷の拍手で迎えられた。
こうして彼は、見事に世界的なスターになりました。
そうなんです!何者でもなかった若者が何かを掴む…その一過性の輝きって、まさにこの映画の魅力そのものじゃないですか!
当時アメリカ映画界では、「ニューシネマ」と呼ばれる暗く、暴力的で、社会の矛盾や不条理を描き出す作品が大流行していました。(「俺たちに明日はない」とか「真夜中のカーボーイ」とか「タクシードライバー」とか)
しかし『ロッキー』の空前の大ヒットがきっかけとなり、ニューシネマのブームは終焉。映画は再び夢と希望を描きだしたのです。
23位 スタンドバイミー
名 作 。
もうね、永遠の名作ですよ。完璧ですよ。高校生の頃観たときも名作だと思ったけれど、年をとるとあの頃より心に鋭く突き刺さるようになりました…。
30代にもなると「ひと夏の冒険」だとか「少年時代の友情」だとかキラキラしたキーワードがザクザク胸に突き刺さっちゃいます。ノスタルジーがやばいんです。
しかも年をとるごとにどんどん破壊力を増していくんです…。
無力さと、達成感と、切なさのバランスが最高です。「少年時代を思い出す」映画はこの作品で一つの完成をみました。
有名すぎるあのテーマソングも名曲。
実はこの曲、映画のためにつくられたものではなく、映画と関係なく何年も前に作られた曲なんですよね。
そしてこの物語の原作のタイトルは「BODY(死体)」…。
つまり、原作の感動と曲の印象があまりに相性がいいことから、タイトルまで変えてしまったんです!
映画から名曲がうまれたんじゃなく、名曲の調べが名作を生んだんですね…!
22位 メメント
脚本の構成が独特で、衝撃的な『結末』から10分ごとに過去へさかのぼっていく不思議な映画。観客自身も、10分しか記憶がもたない主人公を追体験できる仕掛けになっているのです。
仲間だと思って一緒に行動していた人物が、実は10分前には自分を指さし嘲笑していた奴だったり。部屋でシャワーを浴びていたが、なぜ自分がここにいるのかわからなかったり…。
特に秀逸なのが、相棒の写真に書かれた「こいつの嘘を信じるな」という自分の筆跡のメモです。このたった一言が、主人公と観客を疑惑で支配してしまうのです。
なにも記憶が無く、誰もが信じられない中、唯一信じられるのは「仲間を疑え」という自らのメモのみ…。しかし彼を黒幕だと疑いっていくと、次第に違和感がでてきます。本当に彼が怪しいのだろうか?いや、本当にこのメモは信じていいのか…?果たして自分自身を信じて良いのだろうか?
ワンシーンごとに世界が反転する脚本は見事としか言いようがない!!名監督クリストファー・ノーランお得意の「価値観の逆転」が鮮やかな一本です!
どんでん返しが好きな方には是非おすすめします。
21位 ナポレオン・ダイナマイト(旧邦題:「バス男」)
当時『電車男』が流行ってるからというだけで、ストーリーとかけ離れた邦題にされてしまった不幸な作品。一応バスに乗るシーンあるけど、物語とは全然関係ないよ!!
でも、その不幸なエピソードで知名度をあげた部分もあるから、ある意味いい戦略だったと言えるかもしれません(笑)
オタク青年が活躍する作品って、「電車男」やあるいはキリト君のような設定上はオタクなのに全然ダサくない主人公が多いんですよね。
いや、君らがオタク名乗るなよ!オタクの生きづらさ舐めんな!もっと肩身狭そうにしろ!!って言いたくなるような奴らばっかり。(昔はオタクは迫害されてたんですよぅ…(´;ω;`))
でも、この映画は本気です。主人公少年はださい、キモい、イケてない、性格もあんまりよくない。スクールカースト最底辺も納得です。
そんな彼のダルくて、ダサくて、イケてない学園生活。クラスのイケてる奴らからはバカにされ、家族も友達も変わり者ばかり。
それなのに、なんだか心を洗われるんです。
むしろ、かなり爽快な名作といっていい。ラストシーンのハイタッチは本当に最高!
ただ、すっごい良い作品ではあるのですが、主人公がイタさがリアルすぎて、僕自身の黒歴史の古傷をぐりぐりされちゃうのが玉に傷…。
20位 キッズリターン
世界に名高い北野武監督。彼の映画の中から一本選ぶならコレ。
彼らなりにうまくやろうとするけど、成功をつかむことができず、次第に挫折し、転落していく様子がリアルに描かれています。描き方はユーモラスで軽いんだけれど、物語は徐々にバッドエンドへ向かっていきます。
もどかしさと、退廃と、どうしようもなさが混沌としてて、アウトローな世界から這いあがってきた北野監督だからこそ描ける世界だなぁと。
「美しく思い返せない青春」とでも言えばいいのかなぁ。転落した負け犬人生へ突入していく二人を容赦なく描いていたのに、しかしラストシーンのあのセリフで、映画の印象をがらりと変えてしまいました。とっても、力のある映画です。
最後に流れる、久石穣の作ったテーマ曲も秀逸です。ゾクゾクと鳥肌がたってしまいました。
僕のよく聞く音楽のひとつです。
「まだ、闘える。」
そんな気になります。
19位 イントゥザワイルド
彼は「物質社会への疑問」「本当の自由」なんて高尚なことを言っていますが、根っこのところにあったのは、もっともっとシンプルなものではないでしょうか。
僕も、学生時代に海外を一人で歩き回っていたこともあって(もちろん彼のストイックさには遠く及ばない、気楽な旅でしたが。)、なんとなくわかるんです。
ただただ、憧れていたんです。
美しい大自然と、旅の途中の出会い、自分だけの力で切り開く生活…!正直わくわくしていたに違いありません。ただただ、行きたかった。この思いつきを実行できることに誇りと喜びを感じていたに違いありません。
だって、旅のことを話す彼の目は、あんなにキラキラしてたんだから…
しかし、アラスカの大自然は気軽に一人の人生を楽しめるような甘いものではありませんでした。彼は次第に追いつめられていきます。
過酷な現実に直面した彼が目にした光景とはなんだったのか…
そういえば昔、僕が彼女と「結婚しよう」と思いたったのは、この映画がひとつのきっかけでした。
彼が残したメッセージには、人生にとって一番大切なことが、“幸せ”の真理が詰まっているんです。
18位 きみに読む物語
青年が少女と結ばれるまでの努力の数々がなんとも微笑ましくて顔がにやけちゃいますね。甘酸っぱい映画です。
甘酸っぱさと、切なさと、そしてなによりラストの展開が本当に秀逸。
僕はこの映画がラブストーリーの一つの完成形だと思っています。
何が良いって、僕らでも手が届きそうなんですよね…。彼らは映画俳優とはいえ、特別魅力的なオーラを出してるわけでもないし、すばらしい能力で窮地を切り抜けるわけでもありません。ただひとつ、最後にほんのささやかな奇跡を起こしただけです。
この“ささやかな奇跡”加減がとにかく最高で、誰にでも起こせそうな可能性を秘めていながら、なかなかそううまくはいかない、という絶妙なさじ加減の奇跡なのです。
つまり、この奇跡は、決して夢物語とは限らない。僕にだって起こせるかもしれないんですよね…。
単なるラブストーリーではなく、もっともっと深い愛情の物語です。
17位 ライフイズビューティフル
本当に、素敵な物語です。
普通は「ユダヤ人の強制収容所」という舞台の時点で、どうしても重苦しい映画になってしまうんですが、この映画はすごい!
父親はどんなに危機が迫ってもくるくる回る口で調子のいいことをいい続けました。おどけた調子でいたずらを仕掛け続けました。ナチスの高官の訓示があれば、通訳をかってでて、デタラメな演説で皆を楽しませました。こっそり放送室に忍び込み、妻に微笑ましいメッセージを届けました。
すべては子供を幸せにするため、妻に愛を伝えるためにです。
この映画を初めて観たときは、僕はまだ独身でした。
あの当時はまだ子供もいなくって、『自分の息子』、そして『妻』という存在をリアルにイメージできなかったわけですが、それでもお父さんの偉大さに泣きそうでした。
今もう一度観たら絶対泣いちゃう…。お父さん、かっこよすぎだよ…。俺、あんな父親になれるのかな。息子を守れるのかな…。
観客は感動しながら想像します。彼はスーパーマンなんだ、どんな困難も彼ならきっとユーモアと機転で飛びこえていくんだと…。
でも、「強制収容所」という過去の過ちは、僕らが思う以上に重たくて繊細な問題なのかもしれません。監督はこの物語を幸運な奇跡で終わらせてはくれませんでした。彼をスーパーマンにはしてくれませんでした。
だからこそこの映画は素晴らしいんです。
父親に拍手喝采を送っていた観客はそのとき初めて気づくんです。彼はスーパーマンなんかじゃない、妻と子どものために必死になった、ただの一人の男だということに。
この美しい物語は“幸運な奇跡”なんかではない。彼が必死に守り抜いた努力の結晶だということに…。
16位 オペラ座の怪人
何を隠そう、僕が映画にハマるきっかけとなった思い入れの深い作品です。
美しく感情豊かな歌声!ゴージャスな舞台美術(特にシャンデリアのシーン)!そしてなにより、切なく愛しいファントムのあの表情…!!鑑賞当時、あまりのクオリティに圧倒され、それ以来すっかり僕は「映画」に夢中になってしまいました。
そして怪人ファントムの、「美声」&「イケメン」&「悪」&「でも本当はかわいそうなひと」というコンボが超強力。
時折見せる寂しそうな横顔に多くの女性が虜になってしまいました。
ていうか君、醜い顔とかいいつつ全然カッコイイやん…贅沢いうなや…(・ω・`)
しかしなんといっても、この映画最大の魅力は怪人ファントムに感じる切なさと愛しさでしょう…。最後にみせたあの笑顔…。彼は今までどんな思いで生きてきて、これからどんな思いで生きていくのか…。
この映画が上映されたのは2005年だそうなので、かれこれ12年かあ…。
あれから何百と映画を観てきましたが、僕の中ではいつまでたっても色あせない名作です。暖かさと哀しさで、胸がいっぱいになりました。
15位 リトルダンサー
やっぱりヨーロッパは進んでいるよなって思っちゃいました。
男の子とバレエの組み合わせって、どうしても笑われたり、バカにされたりすると思うんです。主人公も、バレエは恥ずかしいと思っていたようですし。
でも、この映画にでてくる登場人物たちは「男がバレエを踊るわけがない」と反対はしても、誰一人彼を笑わないんですよね。
この空気、すごく好感が持てます。
とにかく画面づくりが上手な映画で、どのシーンを思い出してもなんだか「絵になる」んですよねー。
見せ場のダンスを踊っているシーンはもちろんですが、ベンチで並んで座っているシーン、部屋でクッションで遊んでいるシーン、船に乗っているだけのシーン。映画の中のどこを切り抜いたってシャレたポストカードが出来ちゃいそうなんです。これがイギリスのセンスの高さなんでしょうか?
そういや主役の男の子もとてもかわいいんですよね。
生意気で、おとなびていて、でも純粋。微妙な年頃の男の子を上手に描いています。
邦画でこれとそっくりなプロットの『フラガール』がありますが、これも良い映画です。ただやっぱり、センスの良さでは『リトルダンサー』のほうが一枚上手ですね。
14位 ジュラシックワールド
実は僕、恐竜が大好きなんです。
小さい頃から何冊も恐竜図鑑を集めており、将来はわりと真剣にジュラシックパークの職員を考えていました。僕が大人になるくらいには実現すると思ってたんだけどな…。
恐竜好きだからこの映画を推したのか、と言われるとまあ、その通りです(開き直り)
ストーリーは本当にシンプルで、「恐竜達が暴走を始める」という一行に集約されています。ホントそれだけ。一応人間ドラマ的なものも多少はトッピングされていますが、正直言っておまけです。
それなのに、この映画、超面白いんです!!
俊敏で残忍な小型恐竜から必死に逃げたり、人間よりはるかな強大なティラノサウルスと対峙したり…。CGや演出技法を駆使して、「もしも本当に恐竜と出会ってしまったら」を徹底的につくりこんでます。
一言で言えば、恐竜が、強そうなの!!
こういう映画ってとにかくそれが一番大事。過去作のジュラシックパークシリーズは「恐竜がでてくるパニック映画」の側面も強かったですが、今作はとにかく「恐竜の魅力」にスポットを当てています。それがシンプルに怖いし、すっごくワクワクするんです!
CGの進化、盛り上げ方においてもこの映画がシリーズ最高峰。はっきりと「第一作を越えた」と断言できる、珍しい作品です。
というか、もう、恐竜好きにとったら、恐竜がリアルに歩いてる、息づかいが感じられるってそれだけでたまらないんですよねー!(≧▽≦)
個人的には超・お気に入りの一本です!
13位 市民ケーン
なんと、70年以上前の映画です(笑)
さすがに映像や撮影技法には古臭さいですが(それでも当時は革新的な映像技術だったそうです)、それを補って余りある脚本の素晴らしさ!現代でも全然通用します!!
「バラのつぼみ」の伏線がとにかく完璧で、全てを悟った後は切なさで胸がいっぱいになりました…。本当にいい脚本は時代を超えるんだなあとしみじみ。
「古い映画だからわかりづらいかな~…」と二の足を踏んでたけど、むしろシンプルだが力強いストーリー!食わず嫌いせず観て良かった!
さすがに70年前の映画ともなると「思い出補正」が効く方なんて、もう随分少ないと言っていいでしょう。それなのに、わざわざ現代に残したい、ブルーレイで出したいと思われる映画なんですよ。
それだけで、一度観てみる価値があると思いませんか?(^^)
12位 リトルミスサンシャイン
全く世界を変えたりしないけど、小さくて素敵な映画。
なんていうか、負け組だらけの家族です。
家業がうまくいかない両親、社会不適合な息子、薬物中毒で老人ホームを追い出された祖父、恋人にフラれ自殺未遂を起こしたゲイのおじ。これだけ濃いメンバーが小さな車内でいがみあいながら旅を続けるとか、面白くて悲しすぎる(笑)
彼らが一発逆転を決めることもなく、ただただ負けの上塗りと罵りあいを続け、そしてなんだかホロリとさせるというある意味スゴい脚本。
最近流行りの「勝ち組」「負け組」って、なんなんでしょうね。
この映画の脚本を書いた人は、某氏の発言した「もし私がこの世で最も嫌いなものがあるとすれば、それは負け犬だ。私は彼らを軽蔑する」という言葉に反応し、この物語を書き上げたそうです。
本当に素晴らしいものがなにか、気づかせてくれます。
いいなぁ、こういう映画。
11位 クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲
いや、もう、ガチで泣いちゃいました。
あの“セリフなしの2分間”でボロボロ泣いちゃいました。ずるいわ…、あのシーンはずるいわ…(鼻水)
…というわけで、まさかのTOP11位入り。
「大人も泣ける」と定評のある映画版クレヨンしんちゃんの中でも、僕の一番のおすすめです。というか、この作品をきっかけにクレヨンしんちゃんは感動路線に大きく舵をきったんじゃないかな?
それくらい大きなインパクトのある作品です。
「古き良き昭和」「夢のあった20世紀」「温もりが失われた21世紀」…。そんな言葉に囚われてしまった大人たちは、21世紀に帰還できるのでしょうか?彼らにとって、21世紀の魅力って、何?
しんちゃんのことも忘れてしまい、いくら必死になっても戻ってこない父・ひろしの心。果たしてそれをどうやって取り戻すのか。その描写が、もう、ずるい!!(鼻水)
映画自体はクレヨンしんちゃんらしいコミカルで楽しい作品なので、気軽にみるといいでしょう。そして予想外の破壊力に泣くといいさ!鼻水垂らすといいさ!!
オトナにこそ観てほしい、笑って泣ける名作です。
「あの頃、人々は夢や希望に溢れていた。今の日本に溢れているものは、汚いカネと燃えないゴミくらいだ。これが本当に、あの21世紀なのか…!」
↑
もう子供向けアニメの台詞じゃないwww
10位 ニューシネマパラダイス
もう50代だろうアルフレッドと、小さな子供。その二人が対等につきあう「友人」と描かれているのがとっても素敵。
でも、彼はいつしかアルフレードを残して村を飛び出しちゃって…
もう、ノスタルジーと感傷がすごい。ラストシーンで泣いてしまった映画です。今でもうっかりBGM聴くだけで涙腺ちょっとやばくなる…
二度と戻れない日々の美しさを讃えるだけでなく、前に進んでほしいというアルフレードの気持ち、溢れんばかりの映画への愛情が感じられる名作です。ラストシーンのあのフィルムが…泣ける…!
年齢も、そして時間すらも越えた友情が胸を打つ映画です。
本当にいいですよね、アルフレードのような「年の離れた友人」って。憧れちゃいます。僕にはいなかったけど…。
いや、今はもう僕自身がアルフレードになる側の人間になってたんだな…。
「映画館に忍び込んで仲良くなる」という設定も、映画好きにとっては心をくすぐられるところです(笑)
映画好きに悪いやつはいないんだ!
9位 ザ・マジックアワー
個人的に一押しのコメディ!傑作の多い三谷幸喜作品の中でも一番好きです。腹抱えて笑ってしまった。
いろいろ無理矢理すぎるあらすじ(↑)の時点で面白すぎる(笑)
コメディなんでリアリティを追求してはいけません。大目にみましょう~。
緊迫したシチュエーションのなか、完全に映画の撮影と勘違いしてノリノリで映画俳優ぶってる佐藤浩市のおばかさんっぷりがすごいw
考えてもみてください。周りにいるのは本物のマフィアたちですよ。ばれたら殺されるんですよ!
そんな状況で、いつものオーバーリアクションな演技でナイフをべろりと舐めて『なぞの殺し屋』を演じちゃう下手クソな俳優!
面白すぎるうえに、心臓に悪すぎるwww
「監督ぅッ!こんなドキドキする現場は初めてだぜェ…!」と満足げに呟く佐藤浩市。
疲れはてた笑顔で「僕もです(´・ω・`)」と返す妻夫木。最高です。
笑いたいときはこの映画ですね!
なお、この作品、舞台が映画撮影だけあって、三谷監督の映画作りへの愛情が随所に感じられます。以前、この映画を観ながら「映画作りって、楽しいんだろうなあ。」と発作的に今の仕事やめて映画作りの世界に飛び込もう!と思ったことが一度だけあります。
・・・早まらなくて良かった。
8位 バタフライエフェクト
「記憶のない異常行動」の不気味さも印象的でしたが、「過去を変える」という一見万能にも思える能力の不完全さがこの映画の肝です。
どれだけ忌まわしい過去を変えようとしても、その小さな改変が未来に更なる不幸を呼び寄せてしまう…蝶の羽ばたきが、嵐になってしまう。
自分は彼女を幸せにできるのか?主人公の苦悩がひしひしと伝わってきます。
不気味な記憶喪失の裏に隠された事実が次々と明らかになっていき、物語は怒濤の勢いで終盤へ!
最後はせつない優しさで胸がいっぱいになりました。
『サスペンス』『タイムパラドックス』『どんでん返し』等のキーワードが気になる方には全力でおすすめしたい作品です!!すごい映画だよ!!
なにより、この映画の真価は、鑑賞後の余韻にあります。
この映画では、ほんの些細な行動が、人生を大きく変えてしまった。もしかしたら、“自分の場合もそうだったんだろうか?”
自分自身の生涯を振り返った時、それがあまりに危うい偶然で成り立っていた事実に気づいてしまいました。今の人生の陰に隠れたパラレルワールドを意識した瞬間、
…思わず背中がゾクリとしました。
7位 グラントリノ
現代の名監督、クリント・イーストウッド翁が主演、監督を務めた渾身の一作です!正直、彼の監督作品は素晴らしいものばかりなのですが、僕の特別のお気に入りとしてこの映画を挙げさせてもらいます。
男なら絶対この作品は観てほしい!
クリント・イーストウッド演じるジジイが、かっこいいんですよね。
古いアメ車、人種差別主義、銃での自衛、出来る男、頑固な愛妻家…。彼が演じる主人公を、今は無き「古き良きアメリカ」とダブらせてみると、感慨深いモノがあります。
いつしか時代に取り残された彼の疎外感が切ないですね。
西部劇を主戦場に、映画で一時代を築いたクリント・イーストウッド。彼は、この映画を自身が出演する最後の作品と位置づけていました。
熱心な共和党支持者でもあり、常に「古き良きアメリカ」を体現してきた彼が、選んだ結末はなんだったのか?
この映画は、あるいは西部劇の最期と呼べるかもしれません。
彼の正義の心と優しさに、そして未来への希望に感動しました!!名作です!!
6位 アニーホール
最近の映画界で、「この監督の新作か!観てみたい!」と思っちゃうのは、クリストファー・ノーラン、クリント・イーストウッド、そしてこのウッディ・アレンの三人。
それくらい期待と信頼を寄せれる名監督です。
彼の代表作が、この「アニーホール」。
結構クセのある映画で、なにせ主人公がカッコ悪くて性格も悪い変人。同情しにくいというか、すっごい感情移入しにくいのです。
ところが、映画を観終わってみると、彼の心情がものすごく理解できちゃうんですよね…。いつのまにか、どっぷり感情移入しちゃってる。
そして面白いことに、何年たっても終盤の切なさを、ふと思いだしたりしちゃうんですよね。
なぜなんでしょう?
彼のような変人・奇人だからこそ、心の奥底に秘めた“純粋なもの”が際だって見えるのでしょうか。
クセのある「オシャレ映画」や「カルト映画」と思いきや、案外シンプルに胸にくる映画です。
「どのレンタル店でも大抵置いてある」という観点からランクインはこの一本に絞ってますが、他のウッディ・アレン作品もとってもオススメですよ!
5位 ファイトクラブ
この映画の魅力は「クレイジー」と「かっこよさ」の両立にこそあります!男だったらこのバカげた魅力がわかるはず…!
この映画を引っ張っていく主役二人のパワーがスゴイです。完全に男子のハートを鷲掴み!
心の中に二面性を持っていそうな、エドワード・ノートンの危うさを感じさせる演技!ワイルドでセクシーなブラッド・ピット!
二人とも超ハマり役ですよね。どこかイッちゃってる危うさを感じさせるのに、やたらとかっこよく思えちゃうんです…とにかく、ヤバい、かっこいい…(←語彙が貧弱)
この二人の活躍がどこまでいくのか、どんな方向へ向かってしまうのか?
タイラーも、「殴りあいクラブ」も、主人公の知らないところで妙な動きをみせるようになります。気がつけば主人公にも制御できず。暴走していく物語に目が離せません!
登場人物もイカれてるし、「殴りあい同好会」という組織も刺激的でかっこよさげで意味が分からない(笑)
特にビルが崩壊していくラストシーンなんか最高に頭おかしい!かっこいい!
なお、嫁にみせたらこの良さを全然理解してくれませんでした。ホント男の子のための映画なんだと思います(´・ω・`)
4位 パルプフィクション
僕の中での定期的に見返しちゃう、クセになる映画ナンバーワン!僕の人生で最も多く再生されている映画だと思います(笑)
とにかくイカしてる!
独特のジャンクテイストなかっこよさ、思わず真似したくなっちゃうような印象に残るセリフが多くて、定期的に見返してしまう中毒性があります。
しかしこの映画、よく喋る。しかも物語に関係ないくだらない雑談が多いんですよ。
たとえば「フランスのフライドポテトを知っているか?」「なんだ?」「マヨネーズ付き」「うげ…」みたいな。
不思議とそれがこの映画の大きな魅力で、とにかく退屈しなくて、なんだか登場人物のことを好きになっちゃう。
バカな人間のくだらないおしゃべりも、時に真理を突いている気がするから不思議です(笑)
これって、あれなんです。
大人になってから知った、『知らない人たちとバーで話す楽しみ』と似てるんです。
3位 ダークナイト
4位にアメコミが入っちゃった!
でも、「コミック原作のアクション映画でしょ?」なんて軽んじてたら大損ですよ!僕、実はバットマン全然知らないんですけど、これは本当に名作だと感動しました。
もうアメコミとか関係ない!『人知れず正義のために戦うヒーローの苦悩』、あるいは『正義と自己犠牲』という手垢のついたテーマを、真正面から完璧に描ききった力作です。
そして狂気の異常者“ジョーカー”の圧倒的な存在感が最高!素晴らしい!!
彼は戦闘能力こそないものの、心理的なテクニックで周りをコントロールし、バットマンのメンタルをどんどん追いつめていく。そのやり口が本ッ当にえぐい。ただただ相手に苦痛を与えることにしか興味を持てないサイコパスです。
追いつめたと思っても、相手の失ったものを指摘してニヤニヤ笑う不敵さ。いくら圧倒しても、どれだけ叩きのめしても勝った気がしないんです。
人の悪意だけを抽出したような、映画史に残る名悪役にバットマンはどう立ち向かっていくのでしょうか?
果たして正義とはなにか?自分はどう生きるべきか?
ジョーカーを演じたヒース・レジャーは、この映画の完成前に若くして急死しました。アメコミキャラクターの枠をこえた、ジョーカーの桁外れのまがまがしさを思うと、因縁めいた何かを感じずにはいられません。
死後、ヒースはアカデミー助演男優賞を受賞しました。現代の伝説です。
2位 バックトゥザフューチャー
みなさんご存じの超名作。みんな大好きバックトゥーザフューチャー!!スピードがでるとタイムスリップできるという謎理論!1.21ジゴワット!エンディングの改良型デロリアン!ドク!(笑)
金曜ロードショーで観たことある人が9割を超えてるだろうこの作品を、あえて紹介する必要ないかな…とも思いましたが、もしもこれを観てない人がいたら勿体なさすぎる!!というわけでやっぱり紹介します。
タイムスリップもののお約束、上手に練り込まれた時代の違いネタも大変面白いのですが、刻一刻と近づくタイムリミット、次々に巻き起こるトラブルで、ギリギリの緊張感を描くが本当にうまい!
そして最後はすっごく爽快!子供の頃から好きだったけど、こんなにクオリティが高いとは気がつかなかったですねー。まさに映画のお手本のような作品です。
映画好きの間では、「究極の一本」を選ぶとき、必ずお互いの好みで揉めてしまうものです。ところが、不思議とこの映画だけはみんな大好き。なぜか喧嘩にならずに、みんな認めてくれるんですよね。
そう、どれだけ映画議論で紛糾しようと、バックトゥーザフューチャーだけは正義なのです!(笑)
嫁と協議した結果、この映画が「女の子受けの良い映画」の一位に輝いております(笑)
1位 シックスセンス
もうこれが一位でしょう!
とにかく脚本が完璧。完璧なんです。
終盤、その瞬間に、すべての伏線が繋がり、鳥肌が立っちゃうあの感覚!映画史に残る圧倒的ゾクゾク感です。
思わず「ああっ!そういうことか…!!」と口に出してしまいました…。
ただ観客をびっくりさせるだけでなくて、胸がいっぱいになるほどの切なさと愛しさ…。
90年代最高の、いや映画史に残る名作です。
誰にでもとりあえずこれだけは勧めたいっ!
なおこの作品があまりに名作すぎたせいで、M・ナイト・シャマラン監督はこれ以降ハードルがあがりまくり、自分でも意識しまくり、なかなか評価されない不遇を味わっている気がします(笑)
しかたないよな、これだけの名作はそうそうでないもん。
というわけで栄えある一位は『シックスセンス』でした!
レンタル映画をお得に観る方法 3選
Hulu
長所
- 新作何本観ても定額。
- 海外ドラマが超充実。
- スマホでも観れる
短所
- 観たい映画を配信していないことも割とある
こんな人にオススメ:海外ドラマも映画も好きな人。毎日観ていたい人。
Amazonプライム
長所
- なんと言っても安い。月322円で見放題。
- 付帯して音楽聴き邦題+amazonお急ぎ便無料などもついてくる。
- スマホでも観れる。
- この中では唯一4K画質の映画作品も揃えている。
短所
- 作品数はこの中で一番少ない。個人差はあるが、「観てみたい」と思える映画はおそらく100本程度。
こんな人にオススメ:まずは安く試してみたい。映画は週1~2ペース。
TSUTAYA DISCAS
長所
- 新作は勿論、レンタルできるほぼ全ての作品を網羅した圧倒的ラインナップ。
- アダルト作品もある(小声)
短所
- DVD発送まで時間がかかる&ポストに返却が手間と言えば手間。
- 933円プランは月4枚までしか借りられない。旧作メインだとコスパ微妙。
こんな人にオススメ:話題の新作も借りたいけどレンタル屋は面倒な人。
我が家では、amazonプライムビデオをメインに、時々TSUTAYA DISCASを併用してます。DISCASは観たい新作が何本かある時だけで、無ければサクッと休会にします。